タイトルどおりであります。
妊娠中および出産関連の「買ってよかった!」「絶対必要!」という記事や動画をそれなりに見まくった上で、2023〜2024年にかけて妊娠出産を経験した結果、
「分娩方法や生活スタイル(住んでる地域、年齢、家族構成)、生まれてきたお子様の資質によって必要なものが違い過ぎる。絶対必要なものなどない…」
という結論に至りました。
かなりの確率で「これは必要!」とおすすめされていたペットボトル用ストローキャップ(キャップをこれに付け替えることで寝た状態でも水分補給ができる)だって、無痛分娩からの緊急帝王切開になった私には結局必要無かった。*1
なんなら事前に買っておいたペットボトルはキャップについてたストローの長さと合わなくて、「蓋が閉まらん……!!」となった。
病院の自販機で買ったペットボトルにはうまくキャップがはまったので術後に使うかなーとも思ったが、基本的に帝王切開のあとはなるべく早く動いた方が良いのと、「一日でも入院が長引くのは耐えられない、絶対に絶対に最短日数で退院する」というホームシックに基づく根性によって術後11時間後くらいからせっせと動いていたため、水も起き上がってペットボトルから普通にがぶ飲みしていた。
というわけで、術後も使わなかった。
でもそのへんは人によると思うので、傷の状態や回復度合いによっては術後使うことはあるかも。
しかしそんなの(タイトルのとおりであるが)人それぞれだし帝王切開にならなかったら使ったと思うので、1個あると良いと思います。
一応楽天のアフィリンク貼っておくけど、100均とかでもたいてい売ってるのでご参考程度に。
私は100均で適当に目についたものを買いました。
妊娠中〜入院中〜産後にも便利に使えるというパジャマ(ベルメゾン)も一応1枚買ったが、結局使わなかった。
ワンピース型だが足もとをスナップボタンで留めることもでき、それによって上までめくれ上がることもないのでお腹が冷えない!
出産後ベッドで診察してもらうときもすぐボタンが外せるので便利!(ズボンみたいに脱ぎ着をしなくて良い)
ということだったが、結局病院でタオルとパジャマを1日700円くらいでレンタルできたので着なかった……。*2
どこの産科もそうだと思うが助産師さんたちはおしなべて、みんな、めちゃめちゃ忙しい。
さらに私の場合は一日何度も点滴や注射をブスブスやられていたので、扱い慣れた病院パジャマの方が助産師さんも色々やりやすかろう……と一応気を遣ったというのもある。(まぁあちらもプロなので何着ててもうまくやってくれると思うが)
じゃあ家に帰ってから使ったかというと、普段着慣れていないパジャマで授乳をするのは逆に億劫だったので着ていない。
そもそもワンピースタイプのパジャマで寝ることに慣れていないので、その点も着るのが億劫ポイントであった。
もっと妊娠中から着ていれば産後着る機会も増えたのかもしれない…。
なのでパジャマが悪いとかではなく、単純に私の計画ミスと相性の問題です。
ベルメゾンさんはいい会社です。
あと個人的に「なんじゃこりゃ!!」と思ったのは、マタニティショーツです。
マタニティショーツが悪いというか、マタニティ服や下着ってメーカーやアイテムによってサイズ感が全然違うんですよね。(まぁ普通の服でもそれはあるのですが)
「基本的には妊娠前のサイズでお選びください」とあったのでMサイズを買ったらパッツンパッツンで、鼠径部の締め付けと擦れがひどかった。
私は妊娠するまで鼠径部を締め付けと黒ずみを防ぐためショーツは総レースやタンガを愛用していた。それがマタニティショーツの着用ですべて水の泡である。
さようなら私の10年の努力…。
かといって「メーカーの想定より私のサイズアップ幅が大きかったのかも、じゃあこれからは基本Lサイズを基準に考えよう」とボトムは楽天で別メーカーのものをLサイズで買ったら、今度はでかすぎて「これ妊娠後期にならないと着られないね?」ときたもんよ。
「やはりMサイズなのか?」とマタニティジーンズ(スキニータイプ)を追加で購入してみたら、若いお母さん向け商品だったのかパッツンパッツンでYゾーンの食い込みもひどく、さらにすごい勢いでホコリがくっつくので2回くらいしか履かなかった。
マタニティといっても20代と40代の妊婦さんじゃ肉質も肉の付き方も違いますよねはいすいませんね…。
とにかくマタニティウェアはメーカーによってサイズ感が全然違うので気を付けて!
特にネット通販の場合、サイトの全体の雰囲気が若い妊婦さん向けなのか、幅広い年代の妊婦さん向けなのかで結構変わる印象でした!*3
まぁそんな紆余曲折を経た上で、妊娠中のショーツはGUで6枚1000円しないやつのXLをめちゃめちゃ愛用した。
締め付け感はウエストも鼠径部もほとんど感じなかったし、お安いので洗濯するといい感じにヨレヨレになるのが逆にすごく良かった。「着用は出産まで」と割り切って使えるし。
「いくらなんでも、妊娠前はSかMサイズを着用してたのにXLはずり下がってきたりしないかしら」という懸念もあったが、そんなこともなかった。
まぁ普通のショーツなのでマタニティショーツと違ってお腹は丸出しになるのだが、その辺はショーツ+腹巻きとか、お腹まで覆うマタニティレギンスを履いておけば真冬でも問題なかったよ。
というわけで、事前の準備や調査は必要だけど、かなりの高確率で「これはいらんかったなぁ…」というものがいくつか出てしまうのが妊娠・出産なのだと痛感した次第であります。
今の時代、ネットで簡単にお買い物できるというのはとても便利だけど、「自分にはフィットしないものを簡単に買ってしまう」という無駄遣いリスクもはらんでいるのですねぇ。
初めての妊娠だったので「とにかく情報収集を!」と動画や口コミを見まくったけど、今振り返ってみたら
「どうやらあれもこれも必要らしいぞ!」と先回りして買うより、身体と生活(時には心)の変化を見ながら吟味して買うのでも全然遅くはなかった。
まぁ、そんなん当たり前じゃん…と思う方も多かろうが、わたくしは情報収集好きでお買い物好きなのでこうなりました。
そしてもちろんこれは私が比較的状態が安定していた妊婦だったから可能なのであって、お医者さんや助産師さんにアドバイスされたり、病院側で指定されたものがあったりしたら早め早めに準備しておくのが吉と思います!
病院や産院によって方針が違ったりするしね。
というわけで、人によっては「あって良かった〜!」ものだけど、私には「別にいらんかった…」もの特集でした。(?)