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※この記事は妊娠・出産に対しあまり意識が高くない筆者が自然妊娠した際の体験記です。人によってはその脳天気さ、意識の低さが不快・不愉快に感じることもあるかと思うので、デリケートな状況にある方はここで引き返してくださいませ。
妊娠中は様々なマイナートラブルに苦しんだり、自分の身に実際に降りかかってみて初めて知る身体の変化が多々ある。
私の場合、妊娠中一番最初に「そんなの聞いてない!」とびっくりしたのは副乳だった。
副乳とは
人間の乳房は左右に一つづつあるのがふつうです。
生まれつき乳房の数が多いのを多乳房症といい、過剰な乳房を副乳といいます。
副乳は哺乳動物の乳房のある位置に相当するところ、すなわち、わきの下から正常乳頭を通り太ももの内側に至る弓なりの線上にみられることがほとんどです下記ページより引用:
通常の乳首の下あたりにもうひとつ(あるいは複数)小さめの乳首がある人もいる、というのは、私の双子の甥っ子が二人ともそうなので知っていた。
手術で切除もできるみたいだが、二人ともそのままにしているので*1「まぁそういうこともあるよなー」と私自身は特に気にすることもなかった。
しかし妊娠が確定してから数週間後のある日、お風呂で全身を洗っている折、自分の脇の下に今まで感じたことのないしこり?のようなものと、それがかすかに熱を帯びていることに気付いた。しかも両脇である。
「え、なんかちょっと痛い気もするし、なにこれ…」
しこりとか僅かにせよ熱を帯びているとか若干の痛みがあるとか、安定期に入る前だしつわりもまだあるし、なにより未知すぎてとにかく恐怖を感じた。
とりあえず風呂から上がり、「妊娠 脇の下 しこり」でGoogle検索する。
正直インターネットの妊娠・出産情報は(妊娠中日記を書いておいてアレだが)医学的根拠に乏しいものや徒に不安を煽るだけのものもあるので、身体の異変については主治医や通院先のお医者さんに確認することは必須だと思うのだけど、とにかく「これはよくあることなのか、それとも稀な事案なのか?」というのを確認したく検索してみた。
するとまぁ、「副乳である可能性が高い」といった感じ。
副乳? 私が知ってるやつとだいぶ違うぞ??
上記の引用元URLなどを確認すると、副乳とは乳首の数が多いといったわかりやすいものから、今回の私のように脇の下のしこりっぽい膨らみなど、要するに脇の下から太ももの内側までの間で「大昔哺乳類として乳首があったっぽい場所」に出現する(現代では)過剰な乳房・乳首といったものであった。
脇の下なんかにある場合はただの脂肪と思わがちのようで、生理のときに少し腫れたり、今回の私のように妊娠・出産でホルモンの分泌量が大きく変化し初めてその存在に気付くケースも多いらしい。
ちなみに女性の場合、出現率はおよそ5%程度とのこと。*2
なんか私って、アスパラ食べたあとの尿の匂いの変化に気づけるとか、「日常生活に大きな支障はないが、あっても別に役に立たない、そこそこマイナーだがめっちゃレアというわけでもない」という身体的特徴を結構持っているのだな…。
(ちなみにアスパラの話しはこちら→ 2023年秋、心拍を確認する(妊娠初期 その1) - Daisy Bellの憂鬱)
まぁとにかく、そこまで「Emergency!Emergency!」というわけではなさそうで安心した。
後日の健診時、改めてお医者さんにも確認してもらったが
「これは多分副乳だね〜。ずっと痛いとか腫れがひどいとかだと別の病気がある可能性もあるけど、保冷剤とかで冷やして痛みや腫れが落ち着く程度なら心配するほどではないよ〜。様子見で大丈夫」
とのことで、一安心。
しかし地球を我が物顔で牛耳ってるつもりになっている人類も、妊娠でおっぱいが増えるとか、所詮「脳がでっかくなってちょっとほかの哺乳類より進化したっぽくなってる」だけでやはり動物なのだな…。
そして我ながら、おっぱいが増えただけでこんなに動揺してしまうだなんて…。
それにしても、妊娠といったらつわりとか貧血とか、平たく言えばメジャーな異変や不調についてはよく語られるけど、自分が経験してないから知らないだけであって「え、そんなことがあるんですか…」というマイナートラブルが山のようにあるのだろう。
改めて、それぞれ色々抱えながら妊婦さんみんな頑張ってるよ! 偉いよ!
不安なことは都度お医者さんや看護師さん、助産師さんとかに確認して、一個一個乗り越えていこうね!(誰だよ)