Daisy Bellの憂鬱

日々の出来事の記録(秋は高専ロボコン)

高専ロボコン2022 全国大会ネット観戦メモ

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年11月27日(日)、東京の両国国技館にて高専ロボコン全国大会が開催されました。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

official-robocon.com

今年のテーマは「ミラクル☆フライ〜空へ舞いあがれ!〜」。
ロボットが飛ばした紙飛行機を得点箇所に乗せることで得点を競います。
ロボコン史上最高難度と言われた今大会ルール、発表当時は「一体このルールに対応できるチームはどれくらいあるの…?難すぎん…?」と囁かれておりましたが、全国大会ではどのチームもしっかりルールに対応してきて非常に見応えのある、熱戦が続く全国大会となりました。

本記事では(素人である)筆者の考察などは載せず、試合結果と各賞の記録、個人的感想に留めたいと思います。

また本記事はYoutubeでの全国大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

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競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 19:10〜 から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

全国大会決勝トーナメント

1回戦

1 ★小山高専 vs 大島商船高専 0−0(審査員判定 赤チーム)
2 呉高専 vs ★大阪公大高専 4−5
3 香川高専詫間) vs ★奈良高専 44−Vゴール(参考得点23点)
4 旭川高専 vs ★石川高専 13−34
5 都城高専 vs ★一関高専 0−1
6 長野高専 vs ★群馬高専 1−13
7 ★福島高専 vs 有明高専 6−1
8 ★大分高専 vs 徳山高専 Vゴール(参考得点20点)ー8
9 ★香川高専(高松) vs 鈴鹿高専 31−15
10 苫小牧高専 vs ★熊本高専(八代) 2−8
11 ★和歌山高専 vs 秋田高専 195−3

2回戦

1 国際高専 vs ★小山高専 3−4
2 ★群馬高専 vs 東京高専 22−6
3 富山高専(本郷) vs ★福島高専 1−3
4 大阪公大高専 vs ★奈良高専 0−Vゴール(参考得点65点)
5 ★石川高専 vs 一関高専 16−0
6 ★大分高専 vs 香川高専(高松)Vゴール(参考得点15点)ー20
7 熊本高専(八代) vs ★和歌山高専 2−276

準々決勝

ワイルドカードは徳山高専です!
1 小山高専 vs ★奈良高専 0−Vゴール(参考得点35点)
2 石川高専 vs ★群馬高専 9−14
3 福島高専 vs ★大分高専 3−Vゴール(参考得点16点)
4 ★和歌山高専 vs 徳山高専 69−7

準決勝

1 ★奈良高専 vs 群馬高専 Vゴール(参考得点21点)−15
2 ★大分高専 vs 和歌山高専 Vゴール(参考得点15点)−45

決勝

★奈良高専 vs 大分高専 Vゴール(参考得点22点)−2
開始38秒で奈良高専Vゴール達成!

エキシビション(決勝前に実施)

長野高専「鶴紙様」
沖縄高専「うちなーちゃんぷるー」

大会結果・各賞

ロボコン大賞

徳山工業高等専門学校 「双宿双飛」

優勝

奈良工業高等専門学校 「三笠」

準優勝

大分工業高等専門学校 「國崩し」

イデア

長野工業高等専門学校 「信州ずくだせランド」

技術賞

和歌山工業高等専門学校 「とば~す君」

デザイン賞

有明工業高等専門学校 「AppRoachIng」

イデア倒れ賞

都城工業高等専門学校 「華て!カババッ!」

特別賞

本田技研工業株式会社
 富山高等専門学校(本郷) 「SKY×FAMILY」

マブチモーター株式会社
 大阪公立大学工業高等専門学校 「AIRsROCK」

株式会社安川電機
 熊本高等専門学校(八代) 「fourtress」

東京エレクトロン
 旭川工業高等専門学校 「吹雪」

田中貴金属グループ
 香川高等専門学校詫間) 「prize」

ローム株式会社
 国際高等専門学校 「美技成 A-Z」

セメダイン株式会社
 大島商船高等専門学校 「とうきくん」

株式会社牧野フライス製作所
 都城工業高等専門学校 「華て!カババッ!」」

感想

というわけで、高専ロボコン2022全国大会で優勝に輝いたのは、圧倒的強さを見せた奈良高専の「三笠」でした!
そして栄えあるロボコン大賞に選ばれたのは、徳山高専の「双宿双飛」!

徳山高専、初戦が大分高専(全国大会ではVゴール3回達成して決勝まで進んだ)との対戦だったりワイルドカードで復活した準々決勝でも和歌山高専(本大会最高得点)との対戦だったりで、トーナメントの成績こそ対戦カードの運命で奮いませんでしたが、その技術力-とぬるぬる動く変態機構-が審査員から高く評価され、見事大賞獲得です!
確かにあの紙飛行機を一枚ずつ吸い上げてぬらぬら飛ばす動き、ずーっと見入ってしまう不思議な魅力がありました。
そして人の手で飛ばすような、優雅な紙飛行機の軌道…!
もちろんそれだと試合に勝つのは難しいので、ほかのチームはそういう戦略を取りづらかったんだと思います。
しかし、「紙飛行機を飛ばす」「それをロボットが行う」というテーマの最根本をとことん追求した、ロマンあふれるロボットでしたね!

勝つことを徹底したロボットとテーマを深く追求したロボットとで、優勝と大賞を分け合った大会になったと思います。

個人的には、有明高専の「AppRoachIng」がすごく好きでした!
夜の飛行場を再現し、飛ばした紙飛行機がランディングゾーンの滑走路に見事着地したときは「やったー!」と声が出てしまいました。

それにしても今回の全国大会は、試合でロボットがうまく動かないというチームもほとんどなく毎試合毎試合熱戦が繰り広げられるので、3〜4時間きゃーきゃー言いっぱなしの大会でした。

出場した高専生、関係者のみなさん、ほんとうにお疲れさまでした!

そしてありがとうございました!

また来年、春にまたルールが発表されるまで楽しみに待っております〜〜!

高専ロボコン2022 全国大会出場チーム紹介

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年11月27日(日)東京の国技館にて行われた、高専ロボコン全国大会の出場チーム紹介記事です。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

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2022年のテーマは「ミラクル☆フライ〜空へ舞いあがれ!〜」です。
ロボットが飛ばした紙飛行機を得点箇所に乗せることで得点を競います。

今回は、地区大会で優勝 or 審査員推薦により見事全国大会への出場を果たしたチームの紹介とロボットの特徴、個人的推しポイントについて簡単に書いていきたいと思います。
なおロボットについては地区大会時点での情報ですので、全国大会に向けてさらなるパワーアップや多少の変更点がある場合があります。(各地区一番最初に紹介されたチームが優勝、以後は推薦です)

 

ルール詳細はこちらのルールブック(2022年7月28日版)よりご確認ください。

北海道地区代表

旭川高専「吹雪」(フブキ)

その名のとおり、ロボットから大量の紙飛行機を紙吹雪の如くばらまくロボット。
一度に400〜500機の紙飛行機を搭載可能!テイクオフゾーンを移動しながらの紙飛行機の発射も可。
得点箇所を狙い打ちというより、フィールド全体にまんべんなく紙飛行機をばら撒いて得点を重ねる質より量タイプ。

苫小牧高専「ツインズ」

紙飛行機をパチンコ式で一斉に飛ばす機構と、チェーンを使って1機ずつ飛ばす機構を持つ二刀流ロボット。
特にチェーンと竹ひごを組み合わせた独特な装填機構に注目。チェーンも3Dプリンタで自作したもの!(チェーンを金属ではない素材で自作したことでロボットの軽量化を実現)

東北地区代表

一関高専 「Artemis」(アルテミス)

紙飛行機を1機1秒で飛ばす、スピード&連射が持ち味のロボット!
ロボットに搭載できる紙飛行機は20機だが、紙飛行機の再装填も速いので何往復もできる。紙飛行機自体にもまっすぐに飛ぶ工夫がされており、狙った場所に着実に得点を重ねます。

福島高専 「紙頼み」(カミダノミ)

今年度の地区大会で初めて難易度高めのベースA(横向き筒)に得点したチーム!(地区大会は東北地区大会が一番最初)
ローラー射出で1分間に90機の射出が可能で、斜めの角度からベースAを中心に大量得点を狙います。
メンバーの方曰く、ベースAに入るかは「神頼み」だそう。でも安定してベースA付近に大量射出する実力で、運を力技で引き寄せてほしい!(それはもう運ではないのでは)

秋田高専 「太平」(タイヘイ)

上下左右に射出の角度が調整可能な2つの機構で、30秒で100機飛ばせる圧倒的連射力ロボット!
とにかくでかい。音もでかい。迫力がある!
一気に紙飛行機を射出するので再装填には時間がかかる印象ですが、装填するときでっかい射出機構が下向いてうなだれる感じになるのが大変可愛らしく好きです。

関東甲信越地区代表

群馬高専SDGs」(エスディジーズ)

左右5つの発射装置が高く掲げられていく動きと、そこから繰り出される美しい軌道の紙飛行機に注目!
特にロボットの動きは迫力があります!
複数の操縦者で発射装置を細かく調整し、連射します。

東京高専「∞ ∞ ∞」(トリニティ)

左右2つの機構から、高尾山の標高に合わせた599機の紙飛行機を飛ばします。
2つの機構はそれぞれ別の操縦者がコントロールしており、手前と奥の得点箇所を同時に狙えます。また操縦システムもスマホのアプリを自作、アシスト機能が充実しているそう。
Vゴールを狙うことも可能!

長野高専「信州ずくだせランド」(シンシュウズクダセランド)

プロジェクト名のとおり、遊園地のような装飾のかわいいロボット!
上部の射出機構はアームが横回転し、サイドスローのように飛行機を飛ばします。
高専ロボコンならではの「アイデアをどうやって魅せるか?」にこだわったチームです。

小山高専「ドラム犬マッハ号」(ドラムケンマッハゴウ)

こちらもワンちゃんのかわいい装飾のロボット。こだわって厳選したまっすぐに飛ぶ紙飛行機を、ふんわりと発射させる装置で飛ばして高得点を狙います!
紙飛行機をロボットに収納するところにも工夫が成されているそうですが、それをかわいい装飾で隠してあえて見せないところも心にくいぜ…!(褒めてるよ)

東海北陸地区代表

鈴鹿高専「かみ☆うっちー」(カミウッチー)

全自動の鈴鹿!ロボットの動きがめちゃめちゃ速い!
スタートと同時にテイクオフゾーンの真ん中に即移動して紙飛行機の射出を開始します。(速すぎてロボット止まるときひっくり返るんじゃないかと心配になるほどよ…そんなことはなかったが)
全自動ですが、地区大会では細かい調整で試合を重ねるごとにどんどん得点を伸ばしていきました。国技館環境にどれだけ速く対応できるかもポイント!

石川高専「群機飛翔」(グンキヒショウ)

正確性、連射性、距離性に役割が分かれた3種類の射出口であらゆる得点箇所を狙います。
紙飛行機は一度に80機搭載可能で、狙う場所によって紙飛行機の形も変えているそう。
スタートゾーンに戻ることなく、よどみなく紙飛行機を射出し続けられる性能にも注目です!

富山高専 本郷キャンパス「SKY×FAMILY」(スカイファミリー)

某大人気作品をもじったプロジェクト名、その名の通り親子ロボットで戦います!
モーションキャプチャーを使ってオペレーターの動きを認識し、ロボットはアーム式で紙飛行機を飛ばします。投げる動きをする人、パソコン背負った人、ロボットの動きの連携が見ていて面白いです。
「人が紙飛行機を投げる動きを再現する」というのはいくつかのチームがチャレンジしていますが、ロボットに司令を送るところから人の動きを取り入れている点は必見です!

国際高専「美技成 A-Z」(ビギナーズ)

1年生3人のみ(ピットクルーもいない)の高専ロボコン初心者チームが国技館までやってきました…!
しかし侮るなかれ、地区大会では毎試合スポットに着実に得点を重ね、さらにテイクオフゾーンでのロボットの位置取りなど戦略的な面でも「ビギナーズ」とは思えぬ落ち着きで勝ち進んだチームです。
国技館でもビギナーズのチームワークと活躍にも期待です。

近畿地区代表

和歌山高専「とば~す君」(トバースクン)

射出の精度で勝負に挑む、そして宣言どおり全地区大会最高得点の102点を叩き出した、優勝候補筆頭チームです!
基本は斜めの角度からベースA狙い。一度ベースAに入る軌道を見つければ、あとは怒涛の得点ラッシュに…。
地区大会ではベースAを狙う際、自陣が赤ゾーンでもテイクオフゾーンの右側(青ゾーン寄り)まで移動して射出していたので、もしかすると右側からしかベースAを狙えないのかも?
あとすごい得点叩き出してるのに、プロジェクト名が「とば〜す君」とマヌケな感じなのもギャップが良きですね!(?)

奈良高専「三笠」(ミカサ)

こちらも全地区大会で唯一Vゴールを達成した、優勝候補チームです!
ロボットは3人全員で操縦し、すべての得点箇所を同時並行で狙います。そして狙ったところに得点するその確実性!
地区大会初戦ではあまりにもさらっとVゴールを得点していて、場内が盛り上がるというより「え?」「Vゴールなのでは?え??」とざわついていたのが印象的でした。
しかしその高性能ゆえなのか、地区大会準決勝ではロボットが動かずスタートさえできないという自体に…。
全国大会では雪辱を果たし、優勝・ロボコン大賞なるでしょうか!

大阪公大高専「AIRsROCK」(エアーズロック

発射スピードを重視した自作のエアシリンダーと、イカ飛行機とヤリ飛行機を組み合わせ直進性を高めた細長い紙飛行機が特徴のチーム。
ロボットについてるトサカみたいな装置も特徴的。
地区大会では1試合目が9点、2試合めは10点獲得しながらも組み合わせの運もあって決勝トーナメントには進めませんでしたが、得点力のあるチームです!

中国地区代表

徳山高専 「双宿双飛」(ソウシュクショウヒ)

150機の紙飛行機を搭載できる4つの発射装置で、最大600機の紙飛行機を飛ばします!
飛ばす際、紙飛行機を確実に1枚ずつ取るためにファンで吸い上げているそう。その動きは餅つきみたいでちょっと面白いです!

高専 「Aspectacle」(アスペクタクル)

上と下で別々の発射装置を持ち、上の発射装置ではまとめて紙飛行機を飛ばして手前スポット狙い、下の発射装置からは2機ずつ遠くの得点箇所を狙います。
遠く狙いの紙飛行機はスピードが速い!発射時に使用するシリンダーは呉高専独自の強力なものをさらに改良した特別仕様です!

大島商船高専 「とうきくん」(トウキクン)

大島商船高専の伝統、ほとんどが木で作られたロボットです!
ロボットの足回りも木を繋げてできたキャタピラー式で、その音にも注目してほしいとのこと。
また人が投げるような動きでアームが紙飛行機を飛ばしますが、そのふんわりと優雅な紙飛行機の飛行は注目です!

四国地区代表

香川高専 高松キャンパス 「CONTRAIL」(コントレイル)

細かい工夫をほどこし紙飛行機を自由自在にあやつるロボットも必見ですが、戦況によって狙いや戦略を即座に変えるチームワークと思い切りの良さにも注目です。
また紙飛行機の再装填も速く、どれだけ多くのチャンスを掴めるかがカギになりそう!

香川高専 詫間キャンパス 「prize」(プライズ)

マシンガン連射で2分半の間に300〜400機の紙飛行機を飛ばすのが目標!
1つのカートリッジには60機の紙飛行機をセットできる。
準決勝では二桁得点を出したその得点力にも注目です。

九州沖縄地区代表

大分高専「國崩し」(クニクズシ)

4つの射出機構を搭載した、大砲・國崩しをイメージしたロボット。AI技術を用いて自動で得点箇所を狙います。
紙飛行機は開かないように工夫がされており、回転しながら飛ぶことで直進性を高めています。
最難関ベースBを狙って大量得点なるか!

熊本高専 八代キャンパス「fourtress」(フォートレス)

「正確に射出すること」をコンセプトに戦います。それを達成するために154種類もの試作で紙飛行機の形を選びぬき、さらに誰が折ってもほぼ同じものが作れる工夫、紙飛行機にバーコードをつけて作成者や何回使ったかなどのデータ収集等々…徹底的に紙飛行機の品質にこだわっています!
こちらも4つの射出機構を持ちますが、コントローラーが銃の形をしているのも注目ポイントです。

有明高専「AppRoachIng」(アプローチング)

夜の空港の滑走路をイメージしたロボットです。これは見ていてほんとうに美しい!
離陸用滑走路に到着するまでのゆっくりとした動き、離陸後の紙飛行機の優雅な飛行、目を奪われてしまいます。
大量得点は難しいかもしれませんが、ぜひランディングゾーンの滑走路にも着陸してほしい。

都城高専「華て!カババッ!」(ハナテ!カババッ!)

確かな技術力を「見ていて楽しい」のエンタメ性に全振りするでおなじみの都城高専、今大会はカバのロボットで全国大会出場です。ピットクルーの「カバが口から紙飛行機を出す夢を見た」という発言をそのままロボットにしたそう。笑
カバが口から紙飛行機を飛ばす様子はもちろんですが、ラスト20秒あたりで繰り出される「そうは言ってもとりあえず点取っておきたい」という感じの隠し玉にも注目です!

 

以上、全25チームとなります!

地区大会の結果を見る限りでは、やはり和歌山高専か奈良高専が優勝候補筆頭かと思われます。
しかし国技館には魔物が住むとはよく言われます…。また、地区大会終了後ロボットに改良を重ね、全国大会で大きく飛翔するチームが出てくる可能性も十分あります!
どのチームも優勝、そしてロボコン大賞を目指して頑張ってほしいです!

出場チームのみなさんが、悔いのない試合をできますように!
私は家から応援しています!(全国大会の一般観覧の抽選落ちたよ〜〜…)

高専ロボコン2022 九州沖縄地区大会 ネット観戦メモ

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年10月30日(日)に合志市総合センターヴィーブルで行われた、高専ロボコン九州沖縄地区大会の観戦メモです。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

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この記事はただの高専ロボコン好き文系出身女が、備忘録代わりに対戦結果と自分なりの考察をメモしたものです。そのため、ロボットに関する専門知識はありません。
また結果もベタ書き状態なので、見づらい・わかりにくい点はご容赦を。

さて、地区大会ラストを飾るのは九州沖縄地区大会です!
九州沖縄地区大会は10月最後の試合でほかの地区よりも多少時間的余裕があることもあり、かわいかったり郷土愛あふれる装飾をほどこしたチームが色々出てきます!
注目は2018年の「Bottle-Flip Cafe」で理論上最高得点を叩き出しロボコン大賞に輝いた熊本高等専門学校八代キャンパス、2016年全国大会準優勝・2017年全国大会優勝の大分工業高等専門学校でしょうか。
個人的には「多分そこそこ勝てるロボットを作る技術力もあるんだろうけど、その技術力をエンタメ性とロボットのかわいさに全振りしている」都城工業高等専門学校も推したいところ!2019年の手品師風ロボットポッポちゃんが未だに大好きすぎて…。

2022年の大会のテーマ

ラクル☆フライ 〜空へ舞い上がれ!〜

本記事はYoutubeでの九州沖縄地区大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

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競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 52:20頃〜 から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

九州沖縄地区大会出場校

全10高専・キャンパスからA、Bの2チームが出場。合計20チームで争います。
全国大会出場枠は4つです。(優勝、推薦3)
なお解説は、熊本高等専門学校ロボコン部OB松下和輝さんです。

予選ラウンド 対戦結果・メモ

九州沖縄地区大会の予選ラウンドはA〜Eの5グループに分けて行われました。
各チームは予選ラウンドで2試合を戦い、勝敗数や得点数などで決勝トーナメントに進出する5チームが決定します。
下記記述内容は
・★マーク付チームが勝利
・「(チーム名):...」→ アナウンサーが説明する、事前の取材によって判明しているロボットの特徴。試合を見てわかった特徴。
・「メモ> …」→ 私が見て感じた感想、考察(妄想とも)
・「実況・解説>...」→実況・解説のやりとりの要約。
としておりますが、予選第3試合あたりから細かく分けようがない感じになってきて全部ベタ書きになったりします。そのへんはご了承ください。

第1試合

A:★熊本(八代)A vs 熊本(熊本)B 7−0
熊本(八代):チームのコンセプトは正確に射出すること。それを達成するために154種類の紙飛行機を作ってそこから選び抜いたものを使っている。紙飛行機にはバーコードが入っていて、読み取ると作成者やどのくらい飛ぶかなどのデータが出る。
メモ>開始直後にベースAに得点!手前のスポットにも順調に得点。手前とベース・滑走路を同時に狙える?
実況・解説>ブレーキをかける機構がついていてロボットが動かないようになっている。
熊本(熊本):ロボコンは夢があるから面白い。大会最高得点を取って会場を沸かせたい。一番奥の5点の筒(ベースB)だけを狙うためのロボットを作った。注目は飛距離。
メモ>テイクオフゾーン中央に移動してベースB狙い。予告通り、主審の頭上を超えるほどの飛距離が出てる!その後自陣側(右側)に移動して射出開始。
実況・解説>斜めから見たほうが正面から狙うよりも筒がよく見えているのでは。あくまで狙いはベースB。かなりの高さから飛ばそうとしている。
実況・解説(試合後)>
熊本(八代)は4つの射出機構があって、上と下で遠い方を狙うか近い方を狙うか使いわけている。また付け替えられるようになっていて、それぞれの試合で場所を変えて調整している。
熊本(熊本)はベースBを狙うため、ロボットの最大サイズギリギリの高いところまで伸ばし、狙いやすいところまでいったが、もう少しで入るのではという惜しい試合だった。
主審の頭上を超える速い・強い紙飛行機が魅力。

B:★北九州B vs 有明A 3−0

北九州:量より質を追求。一発一発、1箇所に集中して飛ばす。紙飛行機は重心や紙の厚さなど計算して開発したオリジナルのもの。折り方も工夫して誰が折っても高品質なものができるようになっている。
メモ>手前のスポットは、高めに打ち上げて落とす感じで狙ってる。ラスト5秒で遠くの滑走路にも得点!
実況・解説>合計10個の射出機構があり、上部についているもので円形スポットを狙う。
有明:夜の空港の滑走路をイメージ。LEDライトで誘導灯も再現。紙飛行機が飛んでいく姿だけではなく、離陸前の一連の動きも楽しんでほしい。紙飛行機は滑走路に着地させる。
メモ>紙飛行機を飛ばすまでの動き、ほんとに空港で飛行機が滑走路に向かうまでの動きを再現してて面白い!飛行機乗りたくなる。紙飛行機の離陸は2箇所から?
実況・解説>紙飛行機は下に磁石がついた台座を使い、ベルトをうまく使って紙飛行機を動かしている。
実況・解説(試合後)>
北九州の紙飛行機は2つのモーターで挟んで出している。モーターの回転数を変えて飛距離を変えたのでは。
有明はアイデアに特化したロボットを作ってきた。紙飛行機もまっすぐきれいに飛んでいたので、紙飛行機の飛び方にもかなりこだわったのではないか。(本人たちからも「飛行機が優雅にフライトすることにこだわった」とのこと)

C:久留米B vs ★鹿児島A 0−0(審査員判定 0−3)
久留米:観覧車のような中心のドラムに紙飛行機がセットされている。回転しながら飛んでいく。部室が今年から狭くなり、ロボットも小さめに…。でも結果的に持ち運びやすく、みんなで囲んで作業することができた。
メモ>スタートゾーンから動き出せない状態。
実況・解説>回路面での不具合?パソコンで調整しているもよう。
鹿児島:ウーパールーパーをイメージ。注目は、最初に飛ばした紙飛行機をあとから飛ばした紙飛行機が打ち当てる技。得点というより魅せるパフォーマンス注目してほしい。
メモ>ロボット上部にある機構はアームで紙飛行機を飛ばす(上から手前スポット付近に打ち下ろす感じ)。
実況・解説>上部のアームで打ち出した紙飛行機を、下部の機構から射出される紙飛行機で打ち当てる。初戦なのでパフォーマンスというよりは確実に点を取りに来ているように見える。

D:★佐世保B vs 都城A 2−0
佐世保:忍者のロボット。紙飛行機を手裏剣に見立てて飛ばしていく。紙飛行機は折ったあとアイロンで伸ばしている。そうすることで作りやすく、同じような形になり目標が立てやすくなる。メモ>スタートすると紙飛行機の装填機構がタワーのように伸びてくる。連続射出で遠くの得点箇所狙い。着実に滑走路で得点!実況・解説>1つの装填機構にそれぞれ75機詰める。
都城:歴代動物モチーフのロボットを作っている。今回はカバ。勝ちに行くよりも、カバの口から紙飛行機が出る様子を会場の皆さんに楽しんでほしい。(なおカバにしたのはピットクルーの1人が「カバが口から紙飛行機を出す夢を見た」からだそう…)
メモ>ロボットにめっちゃちっちゃいポッポちゃん*1いない?カバの口が紙飛行機を飛ばすときだけ開いて飛ばす!ラスト20秒ほどで隠し玉みたいにカバの下からどるるるるって紙飛行機出した!
実況・解説>注目は、上(の円形の機構)にある紙飛行機を一つづつカバの口に入れて飛ばす機構。紙飛行機は10機搭載できる。カバの下の射出機構からは一気に200機出せる。
実況・解説(試合後)>
佐世保はテストランと同様、安定した飛び方をしていた。ひとつずつ紙飛行機を入れるものを作っているので、紙飛行機の形が崩れにくく安定した飛行ができるのでは。都城は最後200機飛ばしたが、それでも得点にならないところに難しさを感じる。

E:★佐世保A vs 沖縄B 3−0
佐世保:とびうおを紙飛行機でイメージ。特にこだわったのは装飾。ロボット下部は海の中のよう。海の中から飛びまわるとびうおがフィールドを埋め尽くす。
メモ>開始15秒ほどで紙飛行機を一気に複数機射出。手前スポットに得点!ロボットの内部にあるとびうおの装飾がロボットが動くとぴょんぴょん揺れてかわいい。
実況・解説>
沖縄:勝ちにこだわらず、見ている人を喜ばせたいという思いから人間の動きと連動するロボットを開発。ロボットは紅型の着物の着たシーサー。操縦者とシーサーは最近ようやく息が合ってきた。
メモ>置いてある紙飛行機をシーサーがつまむところからスタート!(予めクリップなどに飛行機が装填されてるわけではない)掴めそうで掴めない、掴んだけどなかなか飛ばせず…だけどめちゃめちゃ目を引くし愛くるしい…。
実況・解説(試合後)>
紙飛行機はとびうおのようにかなり速い動き。
沖縄は昨日のテストランでは紙飛行機を掴めなかったので、かなり調整してきたのでは。

第2試合

A:沖縄A vs ★有明B 0−0(審査員判定0−3)
沖縄:沖縄のサンゴ礁の海をイメージし、その上に軍艦が浮かんでいる。注目が真ん中の射出機構。画像認識を使って相手の紙飛行機を撃ち落とすことができる。
メモ>スタートゾーンから動き出せず。
実況・解説>回路まわりに不具合が発生?
有明:どこのチームともかぶらない面白い紙飛行機の飛ばし方を目指した。ロボットにバドミントンのラケットを搭載。先端に紙飛行機を乗せ2機同時に飛ばすことができる。
メモ>逆向きにセットされたラケットが起き上がるようにして上に乗っている紙飛行機を飛ばす。紙飛行機はまっすぐできれいな軌道!
実況・解説>自作のバネ(棒に自分たちで巻きつけた)で紙飛行機を飛ばす。紙飛行機ひとつひとつのサイズに合わせて適切な距離を出したかったのでは。紙飛行機にも工夫がしてあって、翼が少し内側に折れ曲がっている。自作のバネはお菓子やパンを売っている自動販売機にも使われている機構で、身近にあるものを参考にして作っている。

B:都城B vs ★鹿児島B 0−0(審査員判定 0−3)
都城:(紙飛行機が)回転しながら飛ばされる様子はまるで招き猫。福を乗せた紙飛行機がどこまで届くか注目。
メモ>招き猫かわいい!1つの射出機構はアーム式で、手を回すように紙飛行機を投げる。
実況・解説>両サイドについた射出機構で紙飛行機を飛ばす。
鹿児島:紙飛行機をセットするときに上の発射台が大きく前方に動く。そのダイナミックな動きにも注目してほしい。下の発射台からは一度にたくさんの紙飛行機が出るので大量得点を狙う。コーカサスオオカブトをモチーフにした装飾。
メモ>開始してすぐに一気に下の発射台から大量に射出!(滑走路近くまでいくも得点にはならず…!)
実況・解説>かなりの飛行機の装填。連射が持ち味。下の発射台で大量に飛ばし上で丁寧に飛ばす。モーターを加熱しないようにファンをつけたり、細かい工夫が成されている。

C:熊本(八代)B vs ★大分B 1−16
熊本(八代):ロボットにデザインされてるのはカワセミ。下の部分からの紙飛行機で筒、上の部分からの紙飛行機でテーブルを狙い、すべてのポイントを狙う。セットできるのは最大40機。
実況・解説>スムーズな連射。惜しいところには飛んでおり、安定感は見せている。
大分:武将大友宗麟が使用した大砲・国崩しをイメージしたロボット。4つの射出機構を搭載し、ロボットにはiPadがついていて、AI技術を使って自動で得点スポットを狙う。
メモ>開始20秒ほどで円形スポットとベースAに得点。その後ベースBも狙いつつ、下の射出機構から高めに打ち上げて円形スポットBも狙う。試合終盤、ベースBにも得点した!
実況・解説>AIが紙飛行機の軌道、筒の位置を自動的に判定して回転数・角度などを調整している。紙飛行機も広がらないように折りたたんであり、さらに回転して飛ぶ。

D:★久留米A vs 熊本(熊本)A 0−0(審査員判定3−0)
久留米:紙飛行機の形が四角。この形にすることで不規則な飛び方になり、ばら撒かれてポイントに乗せる確率を上げる。数で勝負。羽が広い分飛距離が出るので滑走路狙い。
メモ>なかなかスタートできず、1分半ほど経過したところでスタート。なんとか2機射出成功。
実況・解説>真四角の紙飛行機で様々なところに落ちる可能性を秘めている。
熊本(熊本):名産のスイカをモチーフにしたロボット。カットしたように開き、回転しながら自動で紙飛行機を連続で飛ばす。
メモ>ロボットの台座ごと回る!回転はするけど、紙飛行機が飛ばせずリトライ。
実況・解説>回転して輪ゴムで紙飛行機を飛ばす。中のモーターの上に小さなスイカがあり細部までこだわっている。
実況・解説(試合後)>
久留米は会場に3Dプリンタを持ち込んでパーツを作っており、最後まで調整を重ねていた。
熊本(熊本)はロボットとコントローラーの通信は取れていたようだが、自動で回るところ、ジャイロ系に異常があったのかもしれない。

E:北九州A vs ★大分A 0−15
北九州:ツバメの羽のような模様が紙飛行機にはある。よく飛ぶように前方に重心を寄せている。1秒に2発発射できる装置が3つあり、10秒間で60発一気に発射する。
メモ>スタートしてすぐに連射開始!スムーズな射出。
実況・解説>行きに通った経路をロボットが自動で覚えている。紙飛行機が閉じた状態からロボットが開いて打ち出す。その方がたくさん装填できる。
大分:2つの射出機構を備え、上の部分は一度で40機の紙飛行機を載せ正確にベースを狙う。下の部分はすべてのスポットに紙飛行機を乗せることが可能。
メモ>ベースAに順調に得点。紙飛行機を装填する機構が面白い。
実況・解説>下の機構はスポットと滑走路、上の機構でベースAと使い分けている。ロボットが自動で距離などを算出して発射し続ける。

第3試合

A:★熊本(熊本)B vs 沖縄A 0−0(審査員判定 3−0)
一番奥の5点の筒(ベースB)狙いでめっちゃ飛距離のある紙飛行機を飛ばす熊本(熊本)と、沖縄のサンゴ礁と軍艦をイメージした装飾で相手の紙飛行機を撃ち落とす沖縄の対決。
沖縄はスタート直後、テイクオフゾーンの中央に移動してベースB狙い。紙飛行機がうまく送り出せず一旦スタートゾーンに戻ったものの、その後は順調な射出&1試合目と同様めっちゃ飛ぶ!
沖縄は慎重に狙いを定めて打とうとするものの、うまく射出できず…。

B:★有明A vs 都城B 0−0(審査員判定 3−0)
夜の空港の滑走路をイメージしたロボットの有明と、招き猫が手をぶん回して飛行機を飛ばす都城の対決。
有明は1試合めに引き続き紙飛行機の優雅な軌道!テイクオフ待ちの紙飛行機も玉突き事故を起こさないように制御されているっぽい。
実況・解説>都城は足回りに4輪セーリング機構を使っており、1つ1つのタイヤにタイヤを回すためのモーターとタイヤの向きを変えるためのモーターを積んでいる。それによって高いグリップと機動性を両立している。

C:久留米B vs ★熊本(八代)B 0−6
観覧車のようなドラムに紙飛行機がセットされており回転しながら飛んでいく久留米と、カワセミがデザインされたロボットで最大40機の紙飛行機を搭載し連射する熊本(八代)の対決。
熊本(八代)は30秒で手前スポット全てに得点!そのままベースAにも得点。
久留米も途中で戦略を変えるなど健闘。1試合めではスタートゾーンから出られなかったが、今回は紙飛行機の射出ができた!
実況・解説>久留米はワイヤーで引っ張ってバネの力で射出する機構がついている。クラッチでバネの力を一気に解放する。
熊本(八代)はワンタッチで紙飛行機を付け替えられるようにリボルバーのようなものがついている。5〜10秒程度で紙飛行機の再装填が可能。

D:★都城A vs 熊本(熊本)A 0−0(審査員判定3−0)
カバの都城とスイカの熊本(熊本)の対決。ユニークな見た目のロボット同士!
都城、やっぱりポッポちゃんだぁああああああああああああ!めちゃめちゃちっちゃいポッポちゃんがいる!!カバの上の円形機構に装填してある紙飛行機がするっとカバの上に落ちるの、なにげにすごいような。射出もまっすぐできれいな軌道。
熊本(熊本)も今回は順調な射出。スイカの頭から紙飛行機がポツポツすっ飛ぶの、見てて面白い!回りながら飛ばすのは見れなかったけど、ちゃんと動いてよかった!

E:沖縄B vs ★北九州A 0-5
操縦者の動きと連動する紅型着物を着たシーサーのロボットの沖縄と、ツバメのような模様がついた紙飛行機を最大10秒で60発飛ばす北九州の対決。
沖縄のヘルメットはシーサーとウミガメと、あとヤンバルクイナ?かわいい!ひたすらマイペースに紙飛行機を掴み、明後日の方向に投げる様子はとにかく惹きつけられるし(あんまり片方のチームに肩入れするのもと思いつつ…)応援しちゃう…。
北九州はスタートと同時に連射開始!ベースBに得点してしっかり爪痕を残した!
実況・解説>北九州はベースBは距離にして10m、さらに20cmの穴を狙って飛行機を投げ得点するのはすごい。また行きに通った経路をロボット本題が覚えていて、帰りはボタン一つでスタートゾーンまで帰ることができる。それをすることで操縦者もボタンを押したあとは紙飛行機のセットにすぐ取りかかれる。

第4試合

A:★熊本(八代)A vs 有明B 3−0
「正確に射出すること」をコンセプトに154種類の紙飛行機の中から選びぬいた紙飛行機を使う熊本(八代)と、「どのチームともかぶらない面白い飛ばし方」を目指しバドミントンのラケットを使って紙飛行機を飛ばす有明の対決。
熊本は手前の円形スポット全てに得点。有明も紙飛行機を順調に飛ばし惜しいシーンもあったが、得点にはならず…。
実況・解説>熊本(八代)は銃の形をしたコントローラで紙飛行機を打ち出す。また4つの射出機構がある。4つあるうちの1つは違う機構を持っている。ユニットが一つずつ外れるので万が一壊れてもすぐ交換できる。

B:★北九州B vs 鹿児島B 3−1
量より質を追求し、重心や紙の厚さなどを計算しオリジナルで作った紙飛行機で挑む北九州と、コーカサスオオカブトモチーフの装飾で下の発射台から大量得点を狙う鹿児島の対決。鹿児島は紙飛行機を1000機準備してきた!
ほぼ同時にスタートしたが、鹿児島がすごい勢いで紙飛行機の連射を開始し円形スポットに得点。その一方で北九州も丁寧に飛ばし円形スポットで得点。その後も丁寧に得点を重ねる。
実況・解説(試合後)>鹿児島の上の投射機構は前に出る。その際にランディングゾーンに上空を含めてロボットが侵入してしまうと反則になってしまうので、それを防ぐために下側に伸びるバンパーをつけている。

C:鹿児島A vs ★大分B 0-9
ウーパールーパーモチーフの装飾で最初に飛ばした紙飛行機をあとから飛ばした紙飛行機が打ち当てる技が特徴の鹿児島と、4つの射出機構で1試合めトップの16点を叩き出した大砲国崩しをイメージしたロボットの大分の対決。大分はスマホアプリで画像処理をし自動で得点箇所を狙うことができる。
開始直後ほぼ同時に両チーム射出スタート。大分は円形スポットや滑走路、ベースAとまんべんなく得点。鹿児島のパフォーマンスはうまく披露できず…。
実況・解説>鹿児島は上のアーム型の機構で紙飛行機をゆったりと打ち、下の機構から射出される速いスピードの紙飛行機でそれを打ち落とす。
大分はロボットがどこにいるのか、スポットや滑走路がどこにあるのかというのを画像処理(モノがどこにあるのか)で判断して飛ばす角度やスピードを自動で決めている。

D:★佐世保B vs 久留米A 3−0
紙飛行機を手裏剣に見立てて飛ばす忍者ロボット佐世保と、四角い形の紙飛行機を四方にばら撒いて多くの得点箇所を狙う久留米の対決。両方とも高速連続発射。
佐世保は筒状のものに紙飛行機を大量に入れてロボットに搭載。滑走路で得点。
久留米は射出はしたものの連続での発射にはならず…。
実況・解説>佐世保の紙飛行機が搭載されている筒にはバーコードのように白黒のテープが貼ってある。これで一つずつ確実に位置を合わせて射出することができる。
実況・解説(試合後)>
久留米はコロナで学校になかなか集まれないので、パソコンのマザーボードを模した基盤、ロボットのモーターや各種のセンサーを使えるような新しい基盤を開発した。

E:佐世保A vs ★大分A 2-14
海の中からとびうお(紙飛行機)が飛び出す様子をイメージし装飾にこだわったロボットの佐世保と、40機搭載可能のドーム型射出機構とスポット狙いの射出機構ので得点を狙う大分の対決。大分の1試合めは15点の大量得点。
佐世保は手前スポット側に一気に大量に射出するも一発目は得点ならず。二発目以降はスポットに得点!
大分はスタート直後から滑走路とベースA狙い。ベースAで得点しつつ、最後の追い込みで滑走路に向けて貪欲に射出、見事得点を5点追加!

決勝トーナメント

準々決勝

北九州B vs ★佐世保B 0−0(審査員判定 1−2)
量より質、オリジナルの紙飛行機で挑む北九州と、手裏剣を飛ばすかのごとく紙飛行機を飛ばす忍者ロボットの佐世保の対決。
北九州はスムーズなスタート。相手陣地近くのスポット前まで来てスポットを狙って射出。その後自陣側に移動。
佐世保の紙飛行機を入れる筒は紙飛行機をそこに入れるのが時間かかるのね…。セッティングタイム中には筒をロボットに入れるとこまで(予選リーグに引き続き)間に合ってなかった。けど一度セットし終われば75機×2つの大量連続射出で巻き返しを図る。
終了直前まで両チーム紙飛行機を射出し続けるも、得点ならず…。

準決勝

第1試合 熊本(八代)A vs ★大分B 1−15
選びぬいた紙飛行機で「正確に射出すること」をコンセプトに戦う熊本(八代)と、4つの射出機構が画像処理によって自動で得点箇所を狙う大分の対決。どちらも4つの射出機構を持つ。
熊本(八代)は4つのうち1つ機構が違うので、それをうまく活用しベースAを狙いながらスポットにも向けて射出。
大分が開始10秒でスポットに得点。安定のスピードと安定感!ベースBにも得点し2分経過時点で大きく得点を伸ばした!ラスト5秒で滑走路にも連続で得点。
実況・解説(試合後)>
熊本(八代)の紙飛行機は折り線をピザカッターで線をつけて、誰が作っても同じような紙飛行機になるように工夫がされていた。バーコードもついており、何回使ったかもわかるようになっている。
大分の紙飛行機は(飛ばしたあと)開かないように工夫がされており、かつ回転して直進性を上げているのでベースBで圧倒的な得点を重ねているのでは。

第2試合 大分A vs ★佐世保B 0−0(審査員判定 0−3)
40機搭載可能のドーム型射出機構とスポット狙いの射出機構、2つの機構で得点を狙う大分と、75機×2を搭載できる忍者ロボットの佐世保の対決。
両チームとも最初の1分間ほどスタートゾーンから出られない状態が続く。その後佐世保は射出開始。大分は射出ができないのかスタートゾーンから出ては戻るを繰り返す…。
最後の5秒でなんとか射出するも得点にはならず…。

勝戦

佐世保B vs ★大分B 1−4
75機×2を搭載できる忍者ロボットの佐世保と、4つの射出機構が画像処理によって自動で得点箇所を狙う大分の対決。佐世保の大量か、大分の確実性か。
大分は相変わらず開始すぐにスポットに2得点。下部の機構でスポット、上部の機構は滑走路とベースA狙い。今回はスポットで4得点獲得!
佐世保はまず滑走路狙い。最後の最後にスポットに乗せて1点返した!
実況・解説>佐世保の良さは詰まらない紙飛行機と大量の射出。大分は足回りにオドメトリというタイヤの回転を使って自分の位置を把握する技術が用いられている。タイヤが滑ってしまったときのために画像処理も使って補完。

結果

全国大会出場チーム

  • 〈優勝〉大分高専Bチーム「國崩し」(クニクズシ)
  • 〈推薦〉熊本高専八代キャンパスAチーム「fourtress」(フォートレス)
  • 〈推薦〉有明高専Aチーム「AppRoachIng」(アプローチング)
  • 〈推薦〉都城高専Aチーム「華て!カババッ!」(ハナテ!カババッ!)

九州沖縄地区大会 感想

出場チームの皆さん、おつかれさまでした!
そして全国大会出場決定4チームの皆さん、おめでとうございます!

優勝は安定した得点力、Vゴールも十分狙えそうなコントロール力を見せた大分高専Bチームでしたね!
AI技術や足回りのギミックなど、解説の松下さんが説明してくださるたびにその強さは細かい技術の積み重ねによるものなのだと実感&感動しました!
ロボット名も渋くてかっこいい!

熊本高専八代キャンパスAチームは、紙飛行機へのこだわり、そしてコンセプトどおり全試合着実に得点していたのが印象的でした。あと銃の形のコントローラー!
赤ゾーンばっかりで赤い紙飛行機がヘタってしまったというのも、このルールの難しさを感じました…。

有明高専Aチームの夜の滑走路をイメージしたロボットは、ほんと美しい…!
先日夜発の飛行機に乗った時のことをありありと思い出した。笑
誘導灯とゆっくり飛行機が曲がって離陸態勢に向かうまでの動きを、わずか2分半の試合時間中にしっかり見せてくるのはすごかったです!

そして最後はカバのロボット、都城高専Aチーム!
カバが口から紙飛行機を出すのももちろんおもしろかわいくて大好きなのですが、最後の20秒くらいに特にひねりもなく「とにかくいっぱい紙飛行機飛ばして得点狙ったろ」感のある高速大量連射が繰り出されるの、声出して笑ってしまった。でもそれができるのも技術力の高さゆえだと思います!

九州沖縄はほかにも装飾に凝ったチームが多くて、パッと見ただけでも楽しかったですね。

全国大会には行けなかったけど、沖縄のシーサー、会場のみんなの心をひとつにしたよ…地区大会で見れてよかった…。

あと九州沖縄地区は、なんかプロジェクト名や装飾が「戦っちゃるでぇーーーー!」感満載のところが多くて、これまた地区のカラーが出てて興味深かったです。やはり防人や薩摩隼人の血が…?知らんけど。

全国大会出場が決まった4チームの皆さん、国技館での試合も楽しみにしています!
そしてこれで全国大会出場チームが出揃いましたね!
みんな、悔いのないようにがんばれーーーーー!

私は全国大会の一般観覧に落ちたから、家で見る!!!

*1:2019年高専ロボコン「らん♪ RUN Laundry」で都城高専が作った鳩モチーフのロボットのキャラクター。手品っぽくシーツを物干し竿に干していた。ちなみにその年の全国大会アイデア賞受賞。(前年の2018年はアイデア倒れ賞だったので胸熱)

高専ロボコン2022 東海北陸地区大会 ネット観戦メモ

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年10月23日(日)にAGF鈴鹿体育館で行われた、高専ロボコン東北地区大会の観戦メモです。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

official-robocon.com

この記事はただの高専ロボコン好き文系出身女が、備忘録代わりに対戦結果と自分なりの考察をメモしたものです。そのため、ロボットに関する専門知識はありません。
また結果もベタ書き状態なので、見づらい・わかりにくい点はご容赦を。

さて、地区大会も第4週目。今回は20チームでしのぎを削る東海北陸地区大会です。
今大会も様々な戦略やアイデアがたくさん見られそうですね!
注目は2020年の「はぴ☆ロボ自慢」でロボットのみならず見事なプレゼン能力でロボコン大賞に輝いた沼津工業高等専門学校と、前回大会の東海北陸大会優勝、全自動ロボットで知られる鈴鹿工業高等専門学校でしょうか。個人的には2014年大会「出前迅速」の時、「ロボットが全自動なので試合が始まったら操縦者はやることがない」とマジでそば打ちをしていた鈴鹿高専を応援しております。(古い話を…)(この話バカバカしくていつまでも好き)

2022年の大会のテーマ

ラクル☆フライ 〜空へ舞い上がれ!〜

本記事はYoutubeでの東海北陸地区大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

youtu.be

競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 48:00〜 から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

東海北陸地区大会出場校

全10高専・キャンパスからA、Bの2チームが出場。合計20チームで争います。
全国大会出場枠は4つです。(優勝、推薦3)
なお本大会の解説は名古屋大学大学院鈴木達也教授、ゲストは歌手・俳優の伊原六花さんです。

予選ラウンド 対戦結果・メモ

東海北陸地区大会の予選ラウンドはA〜Eの5グループに分けて行われました。
各チームは予選ラウンドで2試合を戦い、勝敗数や得点数などで決勝トーナメントに進出する5チームが決定します。

下記記述内容は
・★マーク付チームが勝利
・「(チーム名):...」→ アナウンサーが説明する、事前の取材によって判明しているロボットの特徴。試合を見てわかった特徴。
・「メモ>...」→ 私が見て感じた感想、考察(妄想とも)
・「実況・解説>...」→実況・解説のやりとりの要約。
としておりますが、予選第3試合あたりから細かく分けようがない感じになってきて全部ベタ書きになったりします。そのへんはご了承ください。

第1試合

A:★石川A vs 富山射水B 7−0
石川:発射台におよそ80機の紙飛行機を搭載。3つの射出口は正確性、連射性、距離性に役割が分かれている。
メモ>30秒程度でスポットに得点。
実況・解説>たくさん発射台があるが、あえて3つだけ使って手前を狙っている。賢い。狙う位置を買えるときは紙飛行機の形も変えてる。
富山射水:12個のモーターと6つの発射の仕掛けがある。全自動での紙飛行機の装填、同時大量発射の開発を目指してきた。戦略は大量飛行で大量得点。
メモ>射出できず…。
実況・解説>発射までのプロセスも大事。ロボットの足回りに問題があったようなので、次の試合ではそこをクリアしてほしい。

B:★鈴鹿A vs 沼津A 4−0
鈴鹿:上にある発射台は長距離カタパルト。下にはローラー高速連射装置がついていて、たくさんの紙飛行機を離陸させる。足回り独立。速い動きが特徴。
メモ>全自動の鈴鹿。めちゃめちゃ速い!開始5秒で真ん中のスポット前にまで移動。(速すぎて止まるときひっくり返りそう)そのまま下の射出機構から連射しスポットで得点。
沼津:3つの発射口から飛行機が飛び出す。逆さに紙飛行機を置いて、アームが持ち上げてセットからフライトまで行う。
メモ>なかなか紙飛行機を持ち上げるところがうまくいかない…。けど何回か射出成功。アームで引っ掛けて紙飛行機を起こすように飛ばす仕組み、面白い!
実況・解説(試合後)>それぞれのチームのこだわりや美学が出た試合。優雅に、人間がやっているような紙飛行機の芸術性を出そうとしたのが沼津で、とにかく高得点を狙おうとしたのが鈴鹿の全自動。鈴鹿の全自動はお家芸。足回りも含め、ボタンを押したらあとはすべて自動(操縦しているわけではない)。

C:鳥羽商船B vs ★富山本郷A 0−2
鳥羽商船:上中下段に3つの発射口。下段はゴムの力、中段はベルトコンベア、上段は両サイドに台があり、それが持ち上がって人間のように紙飛行機を飛ばす。投石機構という石を投げるような機構で飛行機を飛ばす。(投石機構は鳥羽商船のお家芸
メモ>得点はできなかったけど、飛ばした紙飛行機はきれいな軌道!
富山本郷:車体の背中の部分のなめらかな曲線、フレキシブルラックで実現。発射には巻きバネを使って人間の手首のスナップを実現している。2台の親子ロボットが飛ばす。
実況・解説>モーションキャプチャーを使ってオペレーターのジェスチャーを認識し、紙飛行機を飛ばしている。背中の画面で認識の様子を映している。
実況・解説(試合後)>飛ばすだけだとアーム式は難しい。それでもチャレンジするのはこだわりや伝統を守るといった強い意志を感じる。鳥羽商船はもう少し飛ばす位置を変えれば得点できたかも?

D:★福井A vs 岐阜B 0−0(審査員判定 2−1)
福井:ロボット右側に稲穂の装飾。水車のような機構を回してアームで紙飛行機を飛ばす。
メモ>稲を刈り取るような動きをイメージして紙飛行機を飛ばしてる。
実況・解説>紙飛行機をつまんで離して…という動きなので注目してほしい(が、なかなか難しそう…)
岐阜:紙飛行機の置き方が独特。いろんな方向にたくさん置くコンセプト?飛行機の折り方も工夫している。
メモ>最初移動にトラブル。なかなか本来の動きや射出ができず…。
実況・解説(試合後)>福井の(紙飛行機を飛ばす)アームは先っぽにグリップがついていて、あまりローラーなどを使わずにガイドレールの機構だけで紙飛行機をつまむ・離すという動きをしており、アイデア的には非常に面白い。

E:国際B vs ★石川B 0−1
国際:2本のレールが紙飛行機を送り出すシンプルな機構。
メモ>3年ぶりの高専ロボコン。狙いも良かったけど、なかなか乗らず。
石川:どれだけ点を取るかではなく、どのように紙飛行機を飛ばすのかを重視してロボットを作り上げてきた。飛行機の下に備える3つのアームは、3人のダーツ選手がいるかのようになめらかに紙飛行機を飛ばす。
メモ>開始してすぐにかなりの量の紙飛行機を発射!
実況・解説>石川のアームも紙飛行機をつまんで離して飛ばしている。それを3本のアームが少しずつタイミングをずらしながらやっている。(石川もモーターを使わず機械的な機構だけでやっている)
実況・解説(試合後)>石川はつまんで離す機構なのにとても速くタイミングを取ってやっていた。3本同時に飛ばすと飛行機がぶつかってしまうらしく、それで少しずつタイミングをずらしている。すごい。

第2試合

A:豊田A vs ★鈴鹿B 0−0(審査員判定 0−3)
豊田:繊細な紙飛行機を正確に届けるため、高強度・高精度を意識して発射台は上昇して投擲する。
メモ>うまくスタートゾーンから出発できず…。
鈴鹿:航空会社をイメージ。空港風の装飾が凝ってる!
メモ>スタートしてすぐ、遠くの位置を狙い。ローラー式の2つの射出機構?近くも狙える。
実況・解説(試合後)>鈴鹿はローラーのパワーがあり飛行能力が高かった。鈴鹿は本来足回りが得意なチームのはずなので残念。

B:富山射水A vs ★鳥羽商船A 0−0(審査員判定 0−3)
富山射水:合言葉は「量をもって質の向上を図る」。2つの発射口のうちメインの方からは一度に12機の紙飛行機が飛び立つ。
メモ>4つ一気に飛ばすことには成功!
鳥羽商船:伝統のらせん構造を台形ねじで実現。注目は紙飛行機を格納するスペース。紙飛行機を布で折り重ねて包んで、布を巻き上げることで自動で装填される。
実況・解説>装填のアイデアは面白い。チーム内ではコズミック機構と呼んでる。

C:★沼津B vs 福井B 0−0(審査員判定 3−0)
沼津:ドラムのような機構に飛行機をたくさん詰めて装填する。そこからは大量の飛行機が射出され、その横にあるカタパルトのような機構からは質を意識した高精度の飛行機が飛び立つ。
メモ>調整が長引き、試合開始後もなかなかスタートできず。2分が経過したところでスタート、ギリギリ何発か飛ばした!
福井:恐竜型ロボットが首を伸ばして紙飛行機を放つ。残り30秒での切り札もあり。
メモ>福井だから恐竜がテーマ!しかし福井も足回りのトラブル?でスタートできず…。
実況・解説(試合後)>
短い時間で立て直して発射までこぎつけたのは対応力。普通の精神状態じゃない中で配線チェックをするのだから、本当の意味での力がないとできない。そういう意味では(沼津は)力があるところを見せた。

D:富山本郷B vs ★国際A 1−1(審査員判定 1−2)
富山本郷:お寿司とお魚デザインのロボット。県外から来た生徒が富山の魚の美味しさに感動してこのデザインに。
実況・解説>紙飛行機は翼を工夫して、回転しながら直進起動を描いて飛ぶようにしている。
国際:初出場・チームは3人のみで企画制作調整すべてこなした。テストランでは最大の2桁得点を叩き出した。上下2つの発射口から大量得点を狙う。
メモ>開始してすぐにスポットに得点!富山本郷のロボットの動きを遮るように、富山本郷側に近い位置で紙飛行機を射出。
実況・解説(試合後)>
国際はローラー型、富山本郷は発射台が回転寿司のように回転し射出位置に移動、1個1個の紙飛行機をゴムの力で飛ばす。(ほとんどモーター使っていない)

E:岐阜A vs ★豊田B 0−0(審査員判定 0−3)
岐阜:一番難しい5点の筒を捉えるため、大会前の調整では射出した紙飛行機の到達点の三次元座標を画像処理とデプスカメラによって取得し、練習で飛ばしてきた1,000回以上の飛行結果から求めた最も成功率の高い射出角度と速度を導き出した。
メモ>移動はできるものの射出までは至らず…。
豊田:非常に大きい紙飛行機。安定性重視。紙飛行機のセットは逆向き(一般的に持ち手となる山折り部分が上)に置いている。
メモ>開始すぐに滑走路近くに飛ばした!1機ずつの射出。紙飛行機はゆっくりとした速度で遠い場所、滑走路狙い。

第3試合

A:富山射水B vs ★豊田A 0−0(審査員判定 0−3)
2個のモーターと6つの発射の仕掛けで大量飛行・大量得点を目指す富山射水と、たくさんの紙飛行機を予めセットして装填、発射台を上昇させて射出する豊田の対決。
豊田がスムーズなスタート。豊田側に近いテイクオフゾーンに移動するも、一旦自陣側に戻って2機射出。
富山射水はスタートするもすぐにリトライ…。
実況・解説(試合後)>
(今回のルールについて)紙を扱うのは機械にとっては苦手なこと。飛ばし方もローラー式、直動式(バネやゴム)、アーム式の3つがあり、各高専がこだわりと勝ちのバランスを取りながら設計してというのが見れている。
どのチームも点数を取ってほしいが、点数が入るかどうかは若干の運もあるなと思わざるを得ない。

B:★沼津A vs 富山射水A 0−0(審査員判定 2−1)
逆さに置いた紙飛行機をアームで持ち上げて射出する沼津と、最大で12機一度に飛ばせる(今試合では6機搭載)機構を持つ富山射水の対決。
開始してすぐ、沼津が紙飛行機発射。飛ばす回数を重ねるごとにスポットに近い位置に飛ばせるようになってる!富山射水は6機同時の発射成功!しかし得点ならず。

C:★鳥羽商船B vs 福井B 0−0(審査員判定 3−0)
伝統のらせん構造と投擲機構の鳥羽商船と、恐竜モチーフロボットの福井の対決。福井はラスト30秒の切り札が出せるか…!
鳥羽商船はベルトコンベア方式の発射口からは射出できてるけど、最初の投擲機構からの射出は飛ばす前に飛行機が落っこちてしまった。2回以降の投擲では飛ばせた!
恐竜の福井はスタートゾーンからなかなか出られず…。
実況・解説>鳥羽商船のアーム部分にある紙飛行機を乗せるところは、乗せやすさと飛ばしやすさの両方を考えなければならないので難しい。

D:岐阜B vs ★富山本郷B 0−0(審査員判定 0−3)
射出口がいろんな方向にたくさんついているロボットの岐阜と、回転寿司モチーフのロボットで直進起動を描く紙飛行機を飛ばす富山本郷、デザイン性の高い学校同士の対決。
富山本郷は安定した動き。飛行機に回転をかけまっすぐ飛ぶようにしているので、滑走路・ベースなど狙いを定めやすい。
岐阜はテイクオフゾーンに移動できず…。

E:国際B vs ★岐阜A 0−0(審査員判定 1−2)
1年生チームでシンプルだけど着実に得点を狙う国際と、1,000回以上の練習で得られたデータを活用して挑む岐阜の対決。
1試合めはトラブルのあった岐阜だけど、今回は順調に起動!パンタグラフで高さを出し、上から得点を狙う。遠くのベースBを狙うも、手前のベースAが邪魔で得点ならず…。
国際は静かに、でもスムーズに手前のスポットを狙い続けた!

第4試合

A:★石川A vs 鈴鹿B 7−0
1試合めは7得点、発射台におよそ80機の紙飛行機を搭載できる石川と、空港風のロボットデザインで紙飛行機を連射する鈴鹿の対決。
石川は安定した得点力で開始30秒ほどでスポットに2得点。試合中盤にはベースAにも得点。
鈴鹿も中盤以降ベース狙いの連続長距離射出で健闘!

B:★鈴鹿A vs 鳥羽商船A 2−0
スタートしたらあとは全自動、大量射出、移動も非常に速いロボットの鈴鹿と、伝統のらせん構造と布で紙飛行機を包む変わった装填機構の鳥羽商船の対決。
鈴鹿はロボットが所定位置についたらひたすら同じ場所をスピーディーに狙う感じだが、鳥羽商船はふわっとした布で包んでふんわりと飛ばす。対称的な飛行曲線を描くチーム。
鈴鹿が序盤にスポットに乗せた2得点で逃げ切り。

C:★富山本郷A vs 沼津B 1−0
操縦者のジェスチャーを認識し、人間の手首のスナップを模した飛ばし方をする親子ロボットの富山本郷と、ドラムのような機構に飛行機をたくさん詰めて大量射出を狙う沼津の対決。
富山本郷はスタートと同時に沼津側のスポット前まで進んで得点を狙う。
沼津は1試合めの足回りトラブルにはしっかり対応してきた!

D:福井A vs ★国際A 0−3
稲を刈り取るコンバインをモチーフにしたロボットの福井と、上下の2つの射出口からの大量得点を狙う初出場・1年生チームの国際の対決。
国際は下段の射出機構から開始1分で手前のスポットすべてに得点!その後上段の射出機構から遠くの滑走路等を狙う。上段の紙飛行機は羽を下向きにして飛ばしてる。
福井は装填機構の調子が悪かったのか、うまく動かず…でもデザイン、アイデアはすごかった!

E:★石川B vs 豊田A 2−0
3本のアームが少しずつタイミングをずらして連続で紙飛行機を飛ばす石川と、安定性重視の大きな紙飛行機を飛ばして得点を狙う豊田の対決。
石川はスムーズな動きでスポットに得点。アームの動きのスピートも速いので見てて引き込まれる!
一方の豊田は射出後ゆったりと飛行する大きな紙飛行機で対称的。滑走路近くまで飛ばしていたけど、惜しくも得点ならず。

決勝トーナメント

準々決勝

★富山本郷A vs 石川B 2−1
操縦者の動きを認識して紙飛行機を飛ばす親子ロボットの富山本郷と、3本のアームが人が紙飛行機を飛ばすように動く石川の対決。石川は第4試合最後の試合からの連戦
石川は連射は安定しているものの、スポットに乗らず…惜しい!
富山本郷は発射する飛行機の数は少ないものの、得点率が高い!
解説の鈴木先生も仰っていたけど、再装填をどれだけ早くできるかも勝ち進んでいくには大事なポイントになってきそう。
実況・解説(試合後)>
どちらもアームで紙飛行機を飛ばす、難しいやり方を選んだチーム同士の対決だった。
機械的に連射するタイプ(石川)と人間が一個一個丁寧に支持を出すタイプ(富山本郷)で時間をかけたところは違うと思うが、結果的には人間が介入したほうがちょっとだけうまくいった。
この先オペレーターとロボットの関係にも注目すると面白いかもしれない。

準決勝

第1試合 国際A vs ★鈴鹿A 3−10
1年生3人のみ(ピットクルーもなし)のチームでここまで来た国際と、全自動でめっちゃ速く動くロボットの鈴鹿の対決。
鈴鹿は開始すぐに真ん中のスポットに得点(絶対速く真ん中確保するスタイル)。その後30秒で滑走路も含め3得点。
鈴鹿の猛攻の一方で、国際も落ち着いて30秒でスポットに2得点。
1分経過時点で3-4と接戦だったが、ベースAに1機、滑走路にたて続けに得点した鈴鹿が引き離した。

第2試合 ★石川A vs 富山本郷A 6−0
発射台に80機搭載して連続射出ができる石川と、モーションキャプチャーで人の動きを認識して飛ばす親子ロボットの富山本郷の対決。
石川はよどみなく紙飛行機を飛ばして順調に得点。手前のスポット3箇所で得点したあとは、高速連射で終了直前にベースAにも得点!
富山本郷は動作には問題なかったが、今回はうまくスポットに乗らず…。

エキシビション

お子様たちが紙飛行機を飛ばしてどれだけ得点するのが難しいか体験してみよう〜!のコーナー。

勝戦

石川A vs ★鈴鹿A 3−7
紙飛行機の大量搭載で再装填なしに射出し続けることができる石川と、全自動・スピード・高速連射の鈴鹿の対決。
石川は紙飛行機を飛ばしながらの微調整、鈴鹿は試合を重ねるごとにパラメーターの調整等で得点を伸ばしてきており、どちらも現場での対応力もあるチーム。
開始1分の時点で2-6とハイレベルな戦い。
両チームともラスト30秒はベースA狙いの高速連写の猛攻ですごい見応えがあった!
そして鈴鹿は2連覇!

結果

全国大会出場チーム

  • 〈優勝〉鈴鹿高専Aチーム「かみ☆うっちー」(カミウッチー)
  • 〈推薦〉石川高専Aチーム「群機飛翔」(グンキヒショウ)
  • 〈推薦〉富山高専(本郷)Aチーム「SKY×FAMILY」(スカイファミリー)
  • 〈推薦〉国際高専Aチーム「美技成 A-Z」(ビギナーズ)

東海北陸地区大会 感想

出場チームの皆さん、おつかれさまでした!
そして全国大会出場決定4チームの皆さん、おめでとうございます!

優勝は大会2連覇を果たした鈴鹿高専Aチームでしたね!
スタートした瞬間の圧倒的スピード感、試合を重ねるごとに微調整を行い全自動ロボットながら得点を増やしていった技術力・対応力、圧巻でした!
特にスピードは「これロボット止まるとき慣性の法則でひっくり返らない?大丈夫?
という勢いでしたが、そんな素人の心配は他所にどの試合でもガンガン動き回ってバンバン紙飛行機飛ばしてて見ていて気持ちが良かったです!

予選リーグトップ通過だった石川高専Aチームも納得の全国大会進出です!
手前のスポットを狙うときの正確性、遠くを狙うときの大量連射はどのチームも一度は考えるアイデアと思いますが、それを何試合もよどみなく続けることができる確かな技術力と安定性、素晴らしかったです。

富山本郷Aチームは、投げるモーションをする人、パソコン背負ってる人、そしてそれで動くロボットとその連携が見ていてとてもおもしろかったです。
「人が紙飛行機を投げる動きを再現する」というロボットは地区大会でもいくつか登場していますが、ロボットに司令を出すところから人の動きを読み取ってるのはすごい!
ただでさえ難しいルールにさらに難しい方法でアプローチするそのチャンレンジ精神、素晴らしいです。

そして1年生3人のみでベスト4まで勝ち進んだ国際高専Aチーム…!
インタビューでは「動けばいいと思ってやっていた」と仰ってましたが、毎回確実に得点を重ねることができたその力は、実力によるものだと思います。恐ろしい子…!
全国大会までの時間、そして全国大会当日も成長していくんだろうなぁと思えるチームでした。

そんなこんなで、東海北陸地区大会も個性あふれるロボットがたくさん出場して面白かったですね!
そういえば、スカイファミリーってプロジェクト名のチーム、確かほかの地区でもあった気がするのですが、プロジェクト名もその年の世相やチームのこだわりが詰まってて面白いですよね。
できればプロジェクト名も全チーム紹介したいのですが、ネット配信で見てると文字表記がわからないので紹介しきれないのが残念…。(賞を取ると結果一覧に載るのでわかるのですが)

全国大会出場が決まった4チームの皆さん、国技館での試合も楽しみにしています!

高専ロボコン2022 近畿地区大会 ネット観戦メモ

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年10月23日(日)に和歌山県立橋本体育館で行われた、高専ロボコン近畿地区大会の観戦メモです。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

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この記事はただの高専ロボコン好き文系出身女が、備忘録代わりに対戦結果と自分なりの考察をメモしたものです。そのため、ロボットに関する専門知識はありません。
また結果もベタ書き状態なので、見づらい・わかりにくい点はご容赦を。

さて、地区大会の中でも特にレベルが高いと思われる近畿地区大会。
今回は、今年の難しいルールを極めたような戦略とそれを着実に実現するロボットが複数出てきます!!
あと10月後半の開催ということもあり、装飾や機構が見ていて面白いチームも多かった印象です。
注目は2019年「らん♪ RUN Laundry」と2016年「ロボット・ ニューフロンティア」でロボコン大賞を受賞した奈良工業高等専門学校でしょうか。
あと個人的には、2018年「Bottle-Flip Cafe」で登場したロボット『江楠(エクス)マキナさん』を作った和歌山工業高等専門学校を推したい。マキナさん、失敗したときのヘドバン謝罪がめっちゃ好きだったのよ…。

2022年の大会のテーマ

ラクル☆フライ 〜空へ舞い上がれ!〜

本記事はYoutubeでの近畿地区大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

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競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 18:15頃〜 から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

近畿地区大会出場校

全7高専からA、Bの2チームが出場。合計14チームで争います。
全国大会出場枠は3つです。(優勝、推薦2)
なお本大会の解説は、大阪大学大学院准教授の南裕樹さんです。

予選ラウンド 対戦結果・メモ

近畿地区大会の予選ラウンドはA〜Dの4グループに分けて行われました。
各チームは予選ラウンドで2試合を戦い、勝敗数や得点数などで決勝トーナメントに進出する4チームが決定します。

下記記述内容は
・★マーク付チームが勝利
・「(チーム名):...」→ アナウンサーが説明する、事前の取材によって判明しているロボットの特徴。試合を見てわかった特徴。
・「メモ>...」→ 私が見て感じた感想、考察(妄想とも)
・「実況・解説>...」→実況・解説のやりとりの要約。
としておりますが、予選第3試合あたりから細かく分けようがない感じになってきて全部ベタ書きになったりします。そのへんはご了承ください。

第1試合

A:近大B vs ★奈良B 0−2
近大:2箇所の射出装置を用意していたが、重量の関係で現地入りしてから急遽1つに変更。ロボットの下部とメンバーのヘルメットには3つの魚がデザインされている(マグロ・ヒラメ・クエ)。
メモ>魚たちのデザインがかわいい!急遽の変更もあったけど、1日で調整して順調に発射できてた。
実況・解説>前日のテストランでは打ち出しのところで(パーツが間に合わず)詰まってたりしていたが、今回間に合った。
奈良:ロボット作りの経験が少ない分、デザインにこだわった。ゴミ箱をモチーフにしたロボット。ペットボトルやプラスチック専用のゴミ箱なので、分別されていない紙飛行機は回収されずに飛ばされる!
メモ>安定した動き。近く、遠くときちんと打ち分け、集中して得点箇所を狙う。
実況・解説>ロボットの中にはシリンダーで打ち出すタイプの発射機構が3つ、ローラータイプのものが2つ。

B:神戸市立A vs ★和歌山A 2−102
神戸市立:質より数。ローラーで大量の紙飛行機を飛ばす。そのために用意した紙飛行機の数は4,000機以上!
メモ>開始30秒ほどで大量連射開始!移動しながらまんべんなく紙飛行機を飛ばすことができる。紙吹雪のようで迫力がある!1人のヘルメットのペンギン?がかわいい。
和歌山:射出の精度で勝負。1箇所から正確に連射できるロボットに仕上げた。前日のテストランでは60点以上…。
メモ>開始45秒ほどで横向きの筒ベースAに向けて射出開始。狙いはベースAのみ。一度角度が決まるとどんどん乗り始めるし、紙飛行機が積み重なることによってさらに乗りやすくなり怒涛の得点ラッシュに…!まさかの102点!!
実況・解説>1つの打ち出しの機構で調整を重ねた。
実況・解説(試合後)>
シンプルな和歌山と、量で勝負の神戸市立、白熱の試合だった。
神戸市立はローラータイプで打ち出すが、3台の打ち出し機構に250機ずつ装填。紙飛行機を折りたたんだ状態で装填し、打ち出すときに紙飛行機の形にして飛ばすので大量に装填できる。しかしあれだけ撃ってもなかなか得点できないところに「飛行機を乗せる」という難しさを感じる。
和歌山は集中して狙いを定めるタイプだが、ロボットの止まる位置が大事。さらに角度も調整できるのでそこでうまく合わせていった。

C:★明石A vs 舞鶴A 0−0(審査員判定2−1)
明石:7つの発射機構がありすべて連射可能。大量得点を目指して打ち続ける。上の5つの機構ではベースを狙い、下の2つの機構からは滑走路を狙うが、狙う場所によって紙飛行機の形状を微妙に変えている。
メモ>ベース狙い。連続して安定して飛ばせているが、なかなか思う位置に飛ばず…。
実況・解説>ローラータイプ。上についてる5台は飛行機の翼の部分にローラーを押さえつけて飛ばす。
舞鶴:量より質にこだわった。紙飛行機一つ一つを大切に扱っていて、左右の発射のところにふんわり優しく装填するところも見てほしい。外装もこだわった。
実況・解説>シリンダーで空気の力で紙飛行機を飛ばしている。装填する装置は、ファンの風の力で紙飛行機を吸い付けている面白い仕組み。

D:★大阪公大B vs 和歌山B 15−0
大阪公大:花びらのように紙飛行機を散らせるローラー発射機構。ローラーは自作。フィールドを埋め尽くすほどの大量発射、派手で見ごたえのあるパフォーマンスに期待してほしい。
メモ>もう雨のような紙飛行機の飛ばし方…!わりと高い位置に打ち上げて、滑走路上で落とす感じ。
実況・解説>2箇所から同時に飛ばす連射。ローラーが紙飛行機の形に合わせたものになっており、下側がそろばんの玉のようになっていて、それを受けるローラーが上側についている。
和歌山:ロボコンにはロマンが大切。マシンガンのようなベルト状のカートリッジに飛行機を装填して連射する。飛行機が飛ぶたびにカートリッジが分離する動きや音にも注目してほしい。
実況・解説>モーター音の迫力がすごい。飛行機は蛇腹折りになっていて、打ち出すときに羽が広がる。装填するときは棒状だが、打ち出されたあとは開くので紙飛行機の規定も満たす。
実況・解説(試合後)>
大阪公大は真上に打ち出して紙飛行機に落とす、その軌道も素晴らしかった。打ち出し機構が前方に2つ、後方に3つあるので試合の前半と後半で使い分けていた。
和歌山のインパクトはすごかった。面白い。打ち出したあとにリンクが外れてカラーンとした音がするのがだが、モーター音が大きくて聞こえないのが残念。

第2試合

A:神戸市立B vs ★舞鶴B 0−3
神戸市立:目指すはVゴール。9機の射出機構から9つすべての得点場所を狙って最速のVゴールを決めたい。
メモ>セッティングタイム終了〜試合開始までの間に、間違って紙飛行機を射出させてしまった?スタートしてから装填し直し。1分ほど経過したところで最初の射出開始。1機ずつ、違う場所を狙って射出。
実況・解説>向きはいいが少し勢いがつきすぎている。打ち出しはバネの力で飛ばしている。
舞鶴:プロジェクト名は「カフェインの虜」の意味。高専生のお供にはカフェインが欠かせないから…。
メモ>高い位置からやや落とすように紙飛行機を射出。開始20秒ほどで手前のスポットに得点!
実況・解説>エアシリンダーでの打ち出し。装填する部分が回転する機構になっており、円柱状のカートリッジに紙飛行機がついている。それを1個ずつ落としながら打ち出している。

B:明石B vs ★大阪公大A 9−9(審査員判定 0−3)
明石:中央の大きなガトリング型機構を見てほしい。輪ゴムの力強いパワーで紙飛行機を素早く遠くに打ち出す。またスポット上の相手の紙飛行機を撃ち落とすことも可能。
実況・解説>斜めの位置から紙飛行機を射出(ベースA狙い?)。紙飛行機の装填はカートリッジを取り替えるだけなので素早くできる。
大阪公大:圧縮空気と巨大なエアタンクをイメージした。発射のスピードを重視して自分たちで作ったエアシリンダーとそれを用いた3機の発射機構で、直進性を高めた紙飛行機を飛ばす。
実況・解説>トサカのような装置。奥の筒ベースBを集中的に狙う。また紙飛行機は飛んだ時に回転している。得点はベースAで獲得。
実況・解説(試合後)>
明石のガトリング機構はかっこいい。男心をくすぐる。名前もジェネバ機構(連続的な回転を断続的な回転に切り替える機構)とかっこいい。ローターと輪ゴム2種類の飛ばし方を用意していた。

C:舞鶴A vs ★奈良A 5−Vゴール達成(参考得点33点)
舞鶴:2試合目。外装にお札を模したデザインのついてるロボット。
実況・解説>シリンダーで撃ち出すタイプ。こつこつ着実に得点を重ねる。
奈良:テーマは現場対応力。3人全員が操縦する。お互いの声掛けを大切にすることで一人一人の視野が広がり、様々な状況にも柔軟に対応できるようになった。Vゴール、大量得点、相手への妨害どれも可能。
メモ>開始すぐに一気に連射。真ん中の筒ベースAを重点的に狙っているかと思いきや、同時にスポットA、Bにも得点。さらにいつの間にか滑走路にもベースBにも得点しており、2分ほどでなんとVゴール達成!!(ふわっと達成していた…)
実況・解説>3つの飛ばす機構があり、200枚紙飛行機を装填できるので装填に戻らず打ち続ける。さらに角度の調整もできるので、3人分担して角度を合わせていっている。
実況・解説(試合後)>
Vゴール達成の要因は3人分担してそれぞれ独立して狙えるというところ。角度調整も何度も練習したと思う。
舞鶴のロボットは本当は真ん中のローラーの入った射出機構、ロジャーアームが搭載され上に伸びて打つものがあったのだが、それが見られなくて残念。

D:和歌山B vs ★近大A 0−2
和歌山:2試合目。マシンガンのようなベルト式カートリッジを使うロボット。カートリッジが外れるときの音にも注目してほしい。
メモ>すごい音!だけどそれがかっこいい!蛇腹で装填されていた紙飛行機は、打ち出したあと広がる。結構順調に飛ばしてたけど、惜しくも得点ならず…。
近大:忍者が描かれた外装。伊賀忍者にちなんで、忍者が手裏剣やくないを投げる動きをイメージした発射機構を作った。テストラン後に紙飛行機の形を修正せざるを得ないということになった。
メモ>最初に上に高く掲げられた射出機構で複数機を同時に射出、スポットを狙う。その後下の発射機構から高めに打ち上げて広範囲を狙う。
実況・解説>最初の発射は板バネの力で紙飛行機を押し出す。下の機構はローラータイプで3機。
実況・解説(試合後)>
近大はピットでトラブルがあったと聞いたが、うまく改善しすべての機構が動いていた。

第3試合

A:近大B vs ★神戸市立B 0−1
急遽機構を1つに変更したお魚デザインロボットの近大と、9つの機構で9つの得点箇所を狙いVゴールを目指す神戸市立の対決。
近大はうまく紙飛行機が送れていない様子。それでも調整をし直し、何機かは無事飛ばすことができた!
神戸市立は搭載した9機は無事できたものの、なかなか得点できず。終盤に手前のスポットに1機乗せた!操縦はパソコンで行っている。

B:★神戸市立A vs 明石B 3−0
質より数、最大750機の紙飛行機が搭載可能(準備した紙飛行機は4,000機以上!)で大量発射する神戸市立と、ガトリング式機構がかっこいいと解説の南先生に評判の明石の対決。
神戸市立は序盤スポットに乗せたものの、紙飛行機を飛ばしすぎて自分で落としてしまった(大量連射の弊害…)。
明石は足回りのトラブルか、ロボットが動かず…。
実況・解説(試合後)>
試合を重ねてくると、ネジが緩んできたり電源を入れ忘れたりでうまく動かない時もある。
明石の紙飛行機は、溝のついた板を作って溝に合わせて折り目をつけるといった個体差を減らすための工夫も成されていた。

C:★奈良A vs 明石A 41−16
初戦でVゴールを達成し圧倒的な力を見せつけた奈良Aと、7つの発射機構(すべて連射可能!)で大量得点を目指す明石の対決。
スタート直後から両チームの紙飛行機が飛び交う熱戦!両チームとも主にベースA狙いで得点を重ねる。
最終的に41−16というハイレベルな戦い!負けちゃったけど明石の16点もかなりすごい…!
実況・解説>奈良の紙飛行機は回転がかかっており、直進性を高めている。
実況・解説(試合後)>
奈良は今回はVゴールよりも、得点を稼ぐことを重点においていたのでは。ロボットの操作を3人で分業するのは珍しい。1つの打ち出し機構につき一人が担当しているので、同時に違う場所を狙うことができスピードが出る。
明石は打ち出しの機構が7個、モーター数トータルで24個とかなりの数を使っていたが、市販のものでは性能が足りないので自分たちのロボットに合わせたモーター(を動かす回路)を自作していた。

D:近大A vs ★大阪公大B 0−14
忍者が描かれた外装の近大と、ローラーで撃ち出す機構5台で大量得点を狙う大阪公大の対決。
近大は上の板バネを使った射出機構と下のローラーを使った射出機構の2種類がある。
大阪公大は初戦と同様、高めに打ち上げて落とすような軌道で紙飛行機を飛ばし得点。
試合中盤は近大陣寄りのテイクオフゾーンへ移動、相手側の滑走路に向けて飛行機を飛ばし得点を重ねる。
近大も安定して射出するものの、なかなか得点に繋がらず…。

第4試合

A:★奈良B vs 舞鶴B 2−0
ゴミ箱モチーフの奈良と、「カフェインの虜」の舞鶴の対決。
両者ともシリンダーで押し出して打ち出す方式。奈良はシリンダーが3つ、舞鶴はシリンダーが1つ。
その他にも奈良はローラータイプのものが2機、舞鶴はゴムで飛ばすものが6機ついている。
奈良は最初の射出でスポットに得点!
舞鶴は試合序盤は紙飛行機が射出できていたものの、中盤以降ちょっと不調に?最後はまた射出できていたけど、得点ならず…。
スポット2箇所に丁寧に乗せた奈良が勝利。
奈良の飛行機の装填方法、ゴミ箱に手突っ込んでるように見えて面白いなぁ、コンセプト好き。

B:★和歌山A vs 大阪公大A 41−10
1試合目で驚異の102点を叩き出したベースA一点集中狙いの和歌山と、トサカのような機構を持つロボットの大阪公大の対決。
各校の紙飛行機は、和歌山は回転しながら飛んでいく(尾翼のところを折り曲げている)もの、大阪公大はイカ飛行機とヤリ飛行機を組み合わせた長細い飛行機で直進性を極めたもの。
開始直後、大阪公大はテイクオフゾーン真ん中に移動し奥の筒ベースBを狙って射出開始。1機はベースBに入ったけど、勢いがありすぎて跳ね返ってしまった?でも試合中盤にベースBに得点!
和歌山は試合序盤は自陣に近い滑走路を集中的に狙い大量得点、その後相手側に近いスポット前(テイクオフゾーン右側)に移動し、ベースAを狙った怒涛の追加得点!
和歌山、もしかしてテイクオフゾーンの右側からしかベースAを狙えない…?

 決勝トーナメント

準決勝

第1試合 奈良A vs ★奈良B 0−2
予選1試合めでVゴール、2試合めは41点の大量得点で勝ち進んできた奈良Aと、1年生を中心とした安定した動きと堅実な試合運び(かつゴミ箱デザインかわいい)でベスト4入りした奈良Bの同校対決。
奈良A、順調にスタートゾーンから出発したかと思いきや射出ができずに戻るを繰り返しまさかの0点…!マシンが高性能すぎるがゆえ、試合の間にメンテナンスしきれず不具合が起きたのか…。(奈良の超高性能ロボットって前もそんなことあったような…)
ジャイロセンサーがおかしくなってしまい、その影響かすべての射出ができなくなってしまったそうです
奈良Bは強すぎる先輩チームに臆することなく、ロボットのポテンシャルを十分引き出した試合運びで安定の得点!

第2試合 大阪公大B vs ★和歌山A 9−99
ばらまき型大量射出で大量得点を狙う大阪公大と、一点集中狙いで大量得点を叩き出し続けている和歌山の対決。
大阪公大はスタート直後、相手陣に近いテイクオフゾーン右側寄りにまで移動して射出開始。和歌山の紙飛行機の進行を自身の紙飛行機で妨害しつつ得点する作戦か。
和歌山はそれでもベースAに着実に得点を重ねる。1回軌道が決まってベースAに入り始めるとどんどん入る…。
実況・解説(試合後)>
和歌山は機構がシンプルなので部品点数も少なく、細部まで細かい調整ができているのが勝因なのでは。
大阪公大はローラーが自作。材質にもこだわり、摩擦力を細かく調整した。

エキシビション

紙飛行機キャッチ。ロボットが射出した紙飛行機を人が虫取り網でも何でもいいからめっちゃいっぱいキャッチしよう〜!!のコーナー。(赤チーム側はみんなで「ヨシ!」ポーズしてたね…)
青チーム、ロボットが打った紙飛行機を真正面からほぼダイレクトキャッチしてるの声出して笑った。その後やりすぎたと感じたのか後ろに下がったけど、結局前に戻ってきたのウケる。笑
最終的に全員手で紙飛行機投げるのも最早なにがなんだか…でしたが、関西ノリ感じて面白かったです!
エキシビションルールも各地区個性があって面白いですよね!

勝戦

奈良B vs ★和歌山A 2−84
ゴミ箱デザインのロボットで安定して得点し勝利してきた奈良と、異次元の得点力の和歌山の対決。
和歌山は開始後ベースAにロックオン!怒涛の連射で得点を重ねていく。ここまで一度も紙飛行機が詰まることもなく進んできたのすごい…。
奈良もマイペースでスポットに得点。この安定感、風格すら感じるよ…。

結果

全国大会出場チーム

  • 〈優勝〉和歌山高専Aチーム「とば~す君」(トバースクン)
  • 〈推薦〉奈良高専Aチーム「三笠」(ミカサ)
  • 〈推薦〉大阪公大高専Aチーム「AIRsROCK」(エアーズロック

近畿地区大会 感想

出場チームの皆さん、おつかれさまでした!
そして全国大会出場決定3チームの皆さん、おめでとうございます!

いや〜〜〜〜、予選での奈良高専AチームのVゴール達成、しびれましたね!!
気づいたら達成していて、マイクに拾われない「VゴールVゴール!」の声が飛び交っているのが現場の混乱を表していましたね。笑
解説の南先生も仰ってましたが、興奮とともに「Vゴール、ほんとに達成できるもんなんだなぁ…」と感動しました。配信だけどリアルタイムで見られてよかった…!

そして優勝で全国大会出場を決めた和歌山高専Aチームも、絶望的なほどの得点力ですごかったです!1試合目の102点とか一瞬なにかのバグかと…。
紙飛行機がほぼ同じ軌道でベースAに吸い込まれるように乗っていく様は、もう見とれてしまうレベル…。そして毎試合それを繰り返す安定感。非常に機能美を感じるチームでした!

奈良高専Aチームは、先にも書きましたがなんと言ってVゴール!!
3人全員が操縦担当、それぞれが別の発射装置を操縦し違う場所を同時に狙えるとか、なにそれもうロボットアニメじゃん!しかもVゴールとか実力まで伴いすぎてやばいじゃん!!とおばちゃんはびっくりしすぎて見ていて語彙力ゼロの感想しか浮かばなかったですよ…。
準決勝ではまさかの展開ではありましたが、やはり超高性能ロボットには耐久性やメンテナンスの難しさといった課題がつきまといますよね。
奈良高専はたしか2016年のときのロボット「Δ(デルタ)」も、箱の自動積み上げ機能で圧倒的な綺麗さ・強さで勝ち進んできたけど、準決勝あたりでそこに不具合が発生し手動積み上げに切り替え試合には負けてしまったような…。急遽手動に切り替えてもまともに戦えたのがすごいし、やはり全体的な性能が評価されロボコン大賞だったけど。
この年は決勝戦も非常に甲乙つけがたい展開でまさかの再試合だったし激アツだったわ…(語りまくり)
そんな奈良にまつわる私の思い出回想は別にいいのだ。
きっとめちゃめちゃ悔しかったと思う(文字にすると薄っぺらくて申し訳ない)ので、全国大会での再びのVゴール、楽しみにしてます!

大阪公大高専Aチームは、トサカのような不思議な機構で、ほとんどの学校が得点できなかったベースBに得点(しかも2機!)した底力がすごかったです!
予選2試合は9点,10点となかなかの高得点(しかもベースA,Bでの得点)だったのに決勝トーナメントに進めなかったのは運もあったかと思います。
全国大会ではさらなるベースBでの得点を期待してます!

いや〜〜しかし、近畿地区大会は本当に見応えがあって特に面白かったです。

ギミックがめちゃめちゃかっこよかった明石Bや和歌山B、ロボットの装飾も近畿地区は凝ってるチームが多くてパッと見ただけでも楽しいですよね。(ロボットの重量制限でどうしても装飾までつけられなかったチームも多いと思いますが…)

準優勝の奈良Bも、先輩チームのAがVゴール達成という派手さだったので控えめに見えてしまいますが、すべての試合で絶対2得点獲得するというのはやっぱり実力あってのことだし強いチームだったと思います!

全国大会出場が決まった3チームの皆さん、国技館での試合も楽しみにしています!

高専ロボコン2022 関東甲信越地区大会 ネット観戦メモ

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年10月16日(日)に栃木県立県南体育館で行われた、高専ロボコン関東甲信越地区大会の観戦メモです。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

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この記事はただの高専ロボコン好き文系出身女が、備忘録代わりに対戦結果と自分なりの考察をメモしたものです。そのため、ロボットに関する専門知識はありません。
また結果もベタ書き状態なので、見づらい・わかりにくい点はご容赦を。

さて、地区大会も第3週目。今回は全部で20チームが参加する関東甲信越地区大会です。
「ロボットが紙飛行機を飛ばす」と一口にいっても、射出機構や装填機構はどうするか、戦略は大量得点を狙いかVゴール狙いか、耐久性と重さ制限のバランス…などなど、何を重視するかはチームによって全く違ってきます。
関東甲信越地区は参加チームが多いので、一度にたくさんの戦略やこだわりが見られる大会になりそうですね!
注目は昨年の「超絶技巧」でロボコン大賞、2020年の「はぴ☆ロボ自慢」でも超優秀賞に輝いた小山工業高等専門学校でしょうか。小山高専はいつも人間や自然界にあるものの動きを落とし込んだロボットを作っている印象があり、個人的にちょっと応援しています。笑(2017年のメンダコがめちゃかわいくて…)

2022年の大会のテーマ

ラクル☆フライ 〜空へ舞い上がれ!〜

本記事はYoutubeでの関東甲信越地区大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

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競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 47:45〜 から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

関東甲信越地区大会出場校

全10高専・キャンパスからA、Bの2チームが出場。合計20チームで争います。
全国大会出場枠は4つです。(優勝、推薦3)
なお本大会の解説は、小山高専OBの和田義久さんです。

予選ラウンド 対戦結果・メモ

関東甲信越地区大会の予選ラウンドはA〜Eの5グループに分けて行われました。
各チームは予選ラウンドで2試合を戦い、勝敗数や得点数などで決勝トーナメントに進出する5チームが決定します。

下記記述内容は
・★マーク付チームが勝利
・「(チーム名):...」→ アナウンサーが説明する、事前の取材によって判明しているロボットの特徴。試合を見てわかった特徴。
・「メモ>...」→ 私が見て感じた感想、考察(妄想とも)
・「実況・解説>...」→実況・解説のやりとりの要約。
としておりますが、予選第3試合あたりから細かく分けようがない感じになってきて全部ベタ書きになったりします。そのへんはご了承ください。

 第1試合

A:★群馬B vs 産技品川B 1−0
群馬:一発一発を丁寧に打ち出すことがコンセプト。手前の3つのスポットを確実にゲットすることを狙う。スタートすると内部に収まった射出機構がせり上がって3つの紙飛行機が飛び立つ。
産技品川:紙飛行機ひとつひとつを丁寧に飛ばすコンセプト。手で投げるようなスナップで得点を狙う。
実況・解説(試合後)>
群馬は紙飛行機を叩いて飛ばすというユニークな機構。
2チームとも非常に紙飛行機を丁寧に扱っていて、飛ばすこと自体はしっかり機能していた。
産技品川は昨日の練習ではセッティングに苦労していたが、調整し改善してきた。

B:木更津B vs ★東京A 0−0(審査員判定 0−3)
木更津:下段の射出機構ではすでに折ってある紙飛行機も飛ばすが、上段はロボットの内部で紙を折って紙飛行機を飛ばすこともできる。
メモ>上段の紙を折る装置が紙詰まりでうまく折れず…下段からの射出で得点を狙う。
東京:最初の一撃でVゴールを目指している。9つの射出機構を備えており、中でも注目はくるくると回転しながら連続で発射する円形の射出機構。
実況・解説>大量の射出機構で一気にVゴールを目指す東京と、技術的に難しい課題にチャレンジした木更津、考え方が全然違うコンセプト。

C:★小山B vs 長野A 6−1
小山:紙飛行機の性能にこだわった。テストを何度も繰り返し、まっすぐ飛ぶ紙飛行機を今日は揃えてきた。ふんわりと発射する装置と組み合わせ、得点の高い筒に着地させ高得点を狙う。
メモ>横向きの筒に入れた!安定して同じ軌道に連続で飛ばせてる。
長野:ロボット上部にある射出機構はまるで遊園地のよう。LEDに彩られた6つのアームが回転し、先端につけた紙飛行機を飛ばす。
メモ>上部の射出機構はサイドスローで紙飛行機を飛ばす。同じ方向に飛ばせるのすごい!
実況・解説>紙飛行機は電磁石で掴んで離すという、(回転時に)落ちにくい工夫をしている。
実況・解説(試合後)>
両チームともちゃんと得点を取り、目指していた姿を実現できたのでは。
小山は、試合中一度も詰まらずに紙飛行機を飛ばし続けるのは非常に難しいことだったと思う。紙飛行機も(装飾の覆われていて見えないが)、立体駐車場のようにメカニカルに収納されていて面白い。
長野のロボットは、(高専ロボコンのコンセプトである)勝ち負けだけでなくアイデアをどうやって魅せるか、それを体現しているロボットだった。

D:産技荒川B vs ★長岡B 0−0(審査員判定 0−3)
産技荒川:注目は飛行機の描く軌跡。横に飛ばして大きくカーブを描くようにして得点を狙う。航空科の専門知識をフル活用。紙飛行機にも細かな工夫を凝らして、遠くの滑走路と筒を狙う。
メモ>奥を狙うときは射出機構を高く伸ばし、高い位置から飛ばす。
実況・解説>2つの射出機構があるが今回は1つの機構で挑む。
長岡:左右二段の射出機構。下の方は手前の円形スポット狙い。素早く動ける足回りを生かしてベストポジションに到達する。射出機構は投げるように飛行機を飛ばして、ぶれない軌道で手前を狙う。
実況・解説>左側の射出機構は投げるように飛ばす。右側はローラーで奥まで飛ばせる。
実況・解説(試合後)>
長岡は昨日のテストランでは、学校と会場の湿度が違うということで装填機構の調整に苦戦していたようだがしっかり合わせてきた。
荒川は前日の計量で本来やりたかったことができないことが判明。本来ならばローラー式の射出機構でスクリューのように回転をかけた紙飛行機の飛ばし方をする戦略もあった。

E:★サレジオA vs 木更津A 0−0(審査員判定 3−0)
サレジオ:注目はデザイン。鮮やかなカニが飛行機を飛ばす。LEDに彩られた美しい射出機構から繰り出される紙飛行機に注目してほしい。
実況・解説>2種類の射出機構が合計3つある。紙飛行機は真ん中と左右で3機搭載。
木更津:2種類の射出機構を使い分ける。上はゴムを弾く力で遠くの滑走路や筒を狙う。下は回転するローラーで連続発射して手前のスポットを狙い、さらに紙飛行機の最後の仕上げはロボットが行う。
実況・解説>紙飛行機の折りの最後はロボットが行う。非常に難しいが魅せるというところでチャレンジしてきた。(が、なかなかうまくスタートゾーンから出発できず…)
実況・解説(試合後)>
今大会は重量など色々な要因があり、なかなか見た目の部分にまでこだわりを持って作れるチームが少ない印象があったが、サレジオはその中でもかわいらしいデザインでコンセプトを持って作ってきてくれたのは嬉しい。
木更津はロボットとコントローラーとの通信の部分に苦戦しているように見えたので、次の試合に期待。
実際の大会だと携帯電話などで通信への影響が出るとはよく言われている。(コロナもあって)実際のフィールドでの試合を経験したことがない子もたくさんいると思うので、試合の臨場感の中で学んでいってもらえれば。

第2試合

A:★長岡A vs 小山A 1−1(審査員判定 3−0)
長岡:モチーフは2階建て新幹線Maxとき。特徴は紙飛行機を自動で折る仕組みを内蔵していること。嵩張らずたくさん積むことができるので再装填のために発射を中断することがない。発射態勢を取ると胴体に隠れている機構が上に出てくる。
メモ>ヘルメットにトキのぬいぐるみついてるのかわいい。上段のローラーによる紙飛行機の射出はうまく動いて滑走路に乗せることができたが、自動で折る部分はうまくいかなかった?
小山:注目は中央部にある白い円筒形の射出機構。バネの力を利用して紙飛行機を押し出して発射する。1試合で150機を飛ばせる。
実況・解説>一度に大量の紙飛行機を押し出して、手前のスポットを確実に狙う戦略。
実況・解説(試合後)>
長岡は滑走路にも2機めを乗せていたが、あとから飛ばした紙飛行機で自分で落としてしまっていた。競技性が出た試合だった。紙飛行機を折る部分は見せたいところだったと思うが、勝ち進まないといけない側面もあるので、後半はローラーで試合を進めていくといううまい戦略だった。

B:産技荒川A vs ★サレジオB 0−0(審査員判定 1−2)
産技荒川:こだわっているのは紙飛行機。翼の調整に努力を重ねた。近くを狙うときにはロボットの前面に備えた射出機構から急降下するような軌跡で飛ばし、遠くを狙うときには射出機構が高くせり上がる。
メモ>順調にスポット付近に飛ばせてるけど、少し手前すぎる場所に落ちててなかなか得点できず…。
サレジオ:飛ばす飛行機がいわゆるイカ飛行機。ロボットの装飾もイカがフライにされているようなデザイン。人が紙飛行機を飛ばすようにスナップを効かせて飛ばす。
メモ>一回に飛ばせるのは1機のみ。
実況・解説>アームの根本はローラーで回しており、ブレーキの反動で飛ばす。
実況・解説(試合後)>
産技荒川は学校での射出はほぼ100%の精度が出ていたそうだが、現地入りしてから紙飛行機を掴む強さの調整を詰めていた。あと微調整もう少しといったところで惜しかった。
ロボットを現地に移動させるときの振動でロボットに影響が出てくることもあり、ロボットをどうやって運ぶか(どれくらいバラバラにして運ぶのか、もしくはロボットの形そのままで持ってくるのか)、紙飛行機の収納自体にこだわっているチームもあった。

C:茨城B vs ★群馬A 1−6
茨城:ロボットの外見は、茨城県の特産品レンコンを入れるコンテナ。見どころは高速連写で紙飛行機を打ち出すところ。紙飛行機にも微妙な調整が加えてあり、多くのスポット狙っていく作戦。
実況・解説>1回で100機ほど紙飛行機を搭載できる。
群馬:スタートしてから見せる動きが注目ポイント。発射装置を左右に高く掲げる。紙飛行機の飛び方もきれいな軌跡を描いて飛行する。
メモ>群馬も連射!左右5つの射出機構で高いところから遠くの滑走路を狙う。
実況・解説(試合後)>
群馬は発射機構が左右で5つあるが、複数の操縦者で調整して紙飛行機を飛ばせる。
茨城はうまく出ないときもあったが、紙飛行機の弾道が美しい連射だった。観客を魅了する飛行機の飛ばし方だと思う。

D:★東京B vs 長野B 9−0
東京:見どころは連続発射。大会に向けて1,400の紙飛行機を用意。1秒に5発打つことも可能で、Vゴールを狙っていく。3人がかりで操作する。
メモ>試合開始すぐに連射開始!スポット3箇所、滑走路、ベースAといろんなポイントで得点。
長野:美しい鶴。鶴から鶴を飛ばしたいという願いを形にしたロボット。紙飛行機も鶴のはばたきをイメージした。徹底的に美しさにこだわった。黒い台は信州産の漆を塗っている。
メモ>こだわっただけあって造形がめっちゃきれい!得点はできなかったけど、装填された鶴は無事全部飛ばせた。
実況・解説(試合後)>
東京は2つの射出機構に100機ずつ搭載できる。非常に戦略的に動いていて、Vゴールを狙えるところまで見える試合だった。599機(高尾山の標高に合わせた)飛ばすのが目標。
操縦システムにも工夫があり、スマホのアプリケーションを自作しアシスト機能も充実している。
長野はアイデア精神、一芸に秀でたロボットで、「これが見せたい!」という強い思いを持ってロボット作りに取り組んでいたチーム。より美しく見せるために透明なワイヤーを使うなど、徹底的にこだわっていた。

E:茨城A vs ★産技品川A 0−3
茨城:モチーフはひばり。射出機構は7つ。見どころは翼を広げること。メインの射出機構がにょきにょきと上昇してくるところも見もの。Vゴールを目指す。
メモ>移動はできるけど、射出までできず…。
産技品川:海の生き物の装飾。注目は高速の射出。最大で10秒100個の紙飛行機を射出できる。
メモ>上下段の射出機構で手前のスポット狙い!
実況・解説>落ち着いた操縦。手前すぎたらロボットの位置を調整するなど、柔軟な対応。
実況・解説(試合後)>
産技品川は大量連射が特徴のチームだった。ロボットの位置も重要だが、それプラス紙飛行機が詰まらないというのも重要。これだけの数の紙飛行機をロボットに乗せると詰まりやすくなったり難しい部分があるが、非常にスムーズだった。

第3試合

A:産技品川B vs ★小山A 0−2
紙飛行機を1機ずつ投げるような動きで飛ばす産技品川と、1回で24機飛ばす大量射出でスポットを狙う小山の対決。
メモ>産技品川、今回は射出がうまくいかず…。
実況・解説>小山は回数を稼いで得点を取りに行く戦略。重い機構をハンドルしてるので重さの重心が上がってしまい操縦が難しい。発射装置はバネで引っ張って飛ばしているので、どのくらい引っ張るかで手前か奥か、狙いを選択できる

B:★木更津B vs 産技荒川A 0−0(審査員判定 3−0)
ロボットの内部で紙飛行機を折って飛ばすロボットの木更津と、紙飛行機を打ち上げて急降下させるようにしてスポットを狙う産技荒川の対決。
メモ>木更津の紙飛行機を折る機構は今回もうまく動作せず…。産技荒川はかなりスポットに近いところにまで落とせているものの、うまく乗せられず。

C:★長野A vs 茨城B 3−0
遊園地の遊具がモチーフ、サイドスローで投げる長野と、レンコンモチーフの連射ロボットの茨城の対決。
メモ>装飾にこだわってるチーム対決!長野は1試合目とエリアが変わったが、手前スポットに開始1分もかからずに2点得点。遠くの滑走路でも得点(回転数の違いで投げ分け?)。茨城は若干連射がうまくいかず…。

D:産技荒川B vs ★長野B 0−0(審査員判定 0−3)
大きなカーブを描く軌道の紙飛行機を飛ばす産技荒川と、とにかく鶴のデザイン・動きに細部までこだわった長野の対決。
メモ>産技荒川は今回は戦略を変えてまずは高い位置からの手前のスポット狙い。鶴のデザインの長野は、今回もすべての紙飛行機を飛ばした!(得点にはならんけどそれだけでなんか感動)

E:木更津A vs ★茨城A 0−0(審査員判定0−3)
上段下段、2種類の違うタイプの射出機構を使い分けて試合に挑む木更津と、ひばりモチーフで7つの射出機構を持つロボットの茨城の対決。
メモ>木更津は半自動で中で紙飛行機を折ることができ、ローラーは動いていたが飛ばせず…。
実況・解説>茨城はロボットにカメラがついていて、ロボットの目線で狙いを定めることができる。

第4試合

A:★群馬B vs 長岡A 1−0
一発一発を丁寧に打ち出すことがコンセプトの群馬と、紙飛行機を内部の機構で自動で折って飛ばすことができる(今はなき2階建て新幹線Maxときがモチーフの)長岡の対決。
メモ>群馬はスタートと同時に真ん中のスポット前まで移動し、15秒ほどで得点。長岡はロボット内部で1枚の紙から折って飛ばすところまで成功!その後長岡は連射を何度か続けるも得点ならず…。

B:★東京A vs サレジオB 3−0
9つの射出機構で一発Vゴールを狙う東京と、人が飛行機を飛ばすような動きで1機ずつ丁寧に飛ばすサレジオの対決。
メモ>東京、ベースAに得点!Vゴール狙いの一斉射出とは別に、各射出機構から連射もできるっぽい?いろんな戦略が取れそうなつくり。サレジオのロボットは投擲態勢の途中で紙飛行機が落ちちゃう…。

C:小山B vs ★群馬A 3−3(乗せた場所の数 1−2)
ワンちゃんのかわいい装飾と飛ばす紙飛行機の性能にもこだわった小山と、左右5つの射出機構から大量連射の群馬の対決。
メモ>小山は3点のベースA狙い、群馬は滑走路で得点を重ねる作戦。
2分30秒終了時点で3−3の同点だったが、小山はベースAの1箇所で3点、群馬はスポットと滑走路に乗せて3点。同点の場合より多くの場所に乗せたチームが勝利のため、群馬の勝利。

D:長岡B vs ★東京B 0−1
左右二段に(左:投げるように、右:射出角度が変更可能なローラー式で飛ばす)長岡と、軌道がきれいな連続射出で大量得点を狙う東京の対決。
メモ>東京は2つの機構を別々の操縦者でコントロール。ゆっくりとした速度で手前を狙うのと速いスピードで遠くを狙うの同時にできる。長岡は途中からうまく前に飛ばせなくなってしまった…。

E:サレジオA vs ★産技品川A 0−3
カニロボットが1機ずつ丁寧に得点を狙うサレジオと、タコがスミを吐くように紙飛行機を連続射出する産技品川の対決。
メモ>カニ対タコ対決!カニサレジオは機動性も高く、紙飛行機もスポットの近くにまで飛ばせていたが惜しくも得点ならず。タコの産技品川は、安定した連続射出で手前のスポット3箇所全て得点。

決勝トーナメント

準々決勝

東京A vs ★群馬B 2−2(乗せた場所の数 1−2)
全9箇所に向け同時射出で最速Vゴール狙う東京と、1機1機丁寧に叩くように飛ばす群馬の対決。
東京はスタート開始後自動で移動する。群馬は長距離かつ正確な射出で確実に得点につなげる。
メモ>群馬は初動でテイクオフゾーンの真ん中を取った!けど、ロボットに搭載できる飛行機数が少ないので、戻るのにちょっと時間かかりそう(けど素早い)。先に得点したのは東京!
試合終了時に2−2で同点だったが、東京が1つの滑走路で2点、群馬はスポット2箇所で2点だったため、群馬の勝利。ほんの少しの戦略の差で勝敗が分かれた試合!
実況・解説>東京は見た目が美しいロボットだった。見た目のこだわりはどれだけ丁寧に作っているかに直結してくる。

準決勝

第1試合 産技品川A vs ★群馬A 0−8
タコの連続射出の産技品川と、左右5つの機構から連続射出の群馬。連続射出対決!
メモ>産技品川はスタートするも射出がうまくいってない様子。群馬は滑走路に乗る軌道を見つけてから一気に得点を重ねた!
実況・解説(試合後)>準決勝、決勝と勝ち進んでいくとどんどんロボットを駆使していくことになる。いかに壊れずに正確に動くように作ってあるかもポイントになってくる。

第2試合 ★東京B vs 群馬B 3−0
左右2つの機構から大量射出の東京と、ひたすら丁寧な射出と細やかな戦略で勝利を重ねた群馬の対決。
メモ>準々決勝と同様テイクオフゾーンの中央に移動し得点を狙う群馬。東京は自陣側のサイドからほとんど動かず。同じ場所からすべての場所を狙う作戦?ベースAに乗せて得点!

エキシビション

長岡A
MaxときモチーフのFaxとき!自動折り機の機構を再び。2D,3Dのプリンターを研究して応用した。上の連射できる機構は、ラックとギアで紙飛行機の装填部分を昇降させ、紙を上部にあるローラー部分に下から押し付けて射出する。
自動折り機の折りと射出も成功!

木更津B
木更津も自動で紙飛行機を折れる機構を搭載。ベルトコンベアで紙を送りながら折る。タイヤで運んで三角部分を折ったあと、上下に動く機構で折り目をつける。ローラー5個くらい使ってる複雑な作り。

産技荒川B
弾丸のように出ていく射出機構。飛ぶとき紙飛行機がくるくる回っているが、これはロボット側ではなく紙飛行機に工夫をして回転を作っている。まっすぐ飛ぶ!
残念ながらルール上の問題でこの機構は試合では使えなかった…。

長野B
鶴から鶴を飛ばしたいの思いで作ったロボット。何度見てもきれいな造形!
外からは機構が見えないようにこだわった。
真ん中の箱から出てくる鶴はふわふわと舞うように飛ぶ。

勝戦

東京B vs ★群馬A 0−5
左右2つの機構から599(高尾山標高)機飛ばす東京と、左右5つの機構から両腕を掲げるように連射する群馬、パワー系の対決!
メモ>東京が先に射出開始。でも両方とも15秒以内に連射スタート。
東京は射出に最初若干のトラブル。東京は初めて相手側に近いスポット前まで移動して、奥の滑走路に乗った群馬の紙飛行機を落としつつ得点する作戦?射出も試合中に復活。
その間に群馬は東京チーム側のスポット前に移動し、滑走路で得点を追加!

結果

全国大会出場チーム

  • 〈優勝〉群馬高専Aチーム「SDGs」(エスディジーズ)
  • 〈推薦〉東京高専Bチーム「∞ ∞ ∞」(トリニティ)
  • 〈推薦〉長野高専Aチーム「信州ずくだせランド」(シンシュウズクダセランド)
  • 〈推薦〉小山高専Bチーム「ドラム犬マッハ号」(ドラムケンマッハゴウ)

関東甲信越地区大会 感想

出場チームの皆さん、おつかれさまでした!
そして全国大会出場決定4チームの皆さん、おめでとうございます!

優勝は安定した連続射出で毎試合得点を重ねてきた、群馬高専Aチームでしたね
両腕を高く掲げるように大きく持ち上がる射出機構とそこから繰り出される連続射出、大迫力のロボットでした!
ロボットだけでなく、決勝戦で東京が仕掛けてきた駆け引きにも臨機応変に対応した落ち着きぶりも勝因のひとつだと思います。
いやー、大きいロボットがガシャガシャ動くの、ロマンありますよね!かっこいい!

東京高専Bチームも、決勝では惜しくも得点できませんでしたが大健闘!
試合中に射出がうまくいかなくなるなんて相当焦ると思うのですが、試合中に復帰しただけでなく、さらに相手の滑走路の飛行機を落としつつ得点する戦略に即座に切り替えたのは、事前の細かい調整と練習、シミュレーションの積み重ねの結果だと思います!

長野高専Aチームは、装飾イメージから射出機構考えたのか、射出機構ありきで装飾を仕上げたのか、とにかく夢があってかわいいロボットでした!
そのかわいさのみならず、サイドスローから繰り出される紙飛行機が同じ場所に正確に飛ぶのも衝撃でした。素人が見ると「こんなんあっちゃこっちゃにすっ飛んでっちゃいそう」と思うもので…。
「ずくだせ」というワードチョイスもセンスあって良き。

小山高専Bチームは、こちらもかわいいロボット!
筆者はおばちゃんなので、マッハGoGoGoとチキチキマシーン猛レースのケンケンを思い出しました(さすがにリアルタイムで見た世代ではないけども…)(もっと最新でイケてるアニメとかからモチーフ持ってきてたらごめんね…)(マッハGoGoGoもチキチキマシーンもイケてるけど…)。
装飾だけでなく、安定して同じ方向に飛ぶ紙飛行機の選別へのこだわりも試合を見ていて感じました。

そんなこんなで、20チームあるとロボットも戦略も様々でおもしろかったですね!

関東甲信越地区大会は、第3週目に実施ということもあり紙飛行機を飛ばすだけでなく、「戦略」も考慮し始めたチームがいくつか出てきたのも興味深かったです。
また解説の小山高専OBの和田さんの語り口も、良きアニキといった感じで優しく温かくとても勉強になりました。
やっぱり、実際に出場した方にしかわからない緊張感や醍醐味ってありますよね…!

全国大会出場が決まった4チームの皆さん、国技館での試合も楽しみにしています!

高専ロボコン2022 北海道地区大会 ネット観戦メモ

※本記事は当サイト管理人が過去に別サイトで掲載していたものを転載・一部修正したものです。(元サイトは閉鎖予定)

photo by Philip Myrtorp(https://unsplash.com/ja/@philipmyr)

2022年10月16日(日)に旭川工業高等専門学校で行われた、高専ロボコン北海道地区大会の観戦メモです。

高専ロボコンとは、全国高等専門学校連合会とNHKが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」のことです。 

official-robocon.com

この記事はただの高専ロボコン好き文系出身女が、備忘録代わりに対戦結果と自分なりの考察をメモしたものです。そのため、ロボットに関する専門知識はありません。
また結果もベタ書き状態なので、見づらい・わかりにくい点はご容赦を。

さて、地区大会も第3週目、北海道地区大会です。
注目は昨年の北海道地区大会優勝校、旭川工業高等専門学校でしょうか。
コロナの影響でロボット製作のスケジュールに大きな影響が出た学校もあるそうですが、どの学校も試行錯誤と練習の成果が発揮できるよう祈ります!

2022年の大会のテーマ

ラクル☆フライ 〜空へ舞い上がれ!〜

本記事はYoutubeでの北海道地区大会LIVE配信、及びアーカイブの観覧により作成しています。

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競技ルール

ロボットが紙飛行機を飛ばして5箇所の円形スポット、2箇所の滑走路、2箇所の筒状ベースに着地させる競技です。(競技時間2分30秒、1試合で赤・青に分かれての対戦形式)
紙飛行機が着地した場所によって得点が異なり、より高得点を獲得したチームが勝利します。
またすべての円形スポット、滑走路、筒状ベースに1機以上紙飛行機を着地させることに成功した瞬間にVゴール達成となり残り時間に関係なく勝利となります。
(上のリンクの動画 40:00〜 頃から、実際のフィールドを使ってのルール説明あり)
紙飛行機の数に制限はないので、数撃ちゃ当たるの大量に飛ばすスタイルか、狙ったところに着地させる精度を高めていくか、はたまた相手のチームが乗せた紙飛行機を自分のチームの紙飛行機で落とし妨害するか…?などなど、各チームの戦略とそれを実現する技術のせめぎあいも見ものです。

ルール詳細については、公式サイトで配布された以下のリンクのpdfからご確認ください。

ルールブック

FAQ

北海道地区大会出場校

全4高専からA、Bの2チームが出場。合計8チームで争います。
全国大会出場枠は2つです。(優勝、推薦)
なお本大会の解説は、公立はこだて未来大学の鈴木恵二教授です。

 予選ラウンド 対戦結果・メモ

北海道地区大会の予選ラウンドはA,Bの2グループに分けて行われました。各チームは予選ラウンドで2試合を戦い、勝敗数や得点数などで決勝トーナメントに進出する4チームが決定します。

下記記述内容は
・★マーク付チームが勝利
・「(チーム名):...」→ アナウンサーが説明する、事前の取材によって判明しているロボットの特徴。試合を見てわかった特徴。
・「メモ> …」→ 私が見て感じた感想、考察(妄想とも)
・「実況・解説>...」→実況・解説のやりとりの要約。
・「解説者談>...」→ 解説者による説明、考察(解説者がいない大会の場合、記述はありません)
としておりますが、予選第3試合あたりから細かく分けようがない感じになってきて全部ベタ書きになったりします。そのへんはご了承ください。

第1試合

A:★旭川B vs 釧路A 0−0(審査員判定 3−0)
旭川:射撃型ロボット。上段2つ下段1つ計3つの射出機構。大量に紙飛行機をセット。
メモ>上の射出機構からスムーズな連射!しかしなかなか得点はできず…。
解説者談>紙飛行機の打ち出し方としては、ピッチングマシンのように2つのローラーで挟んで射出していた。問題は、束になっている紙飛行機から1機ピックップして射出口にセットするか。これが大変むずかしい。紙飛行機の折り目をうまく引っ掛けることによって1機ずつピックアップする技術とアイデアは素晴らしい。
釧路:シンプルな構造。エアタンクを使い空気の力で押し出して紙飛行機を飛ばす。1度にセットする紙飛行機は3機。
メモ>新型コロナの影響で学校が1ヶ月弱閉鎖…。
解説者談>床のゆがみのせい?でロボットのタイヤが空回りして想定の位置につけない様子。その後調整しテイクオフゾーンに進みスポットを狙うが、うまく乗らず。
解説者談(試合後)>
紙は素材として非常に扱いにくい。例えばプリンター(にセットされている状態の紙)だと折っていないのでだいたい性質は同じだが、折ってしまうと1枚1枚、1機ずつ性質が変わってしまう。なのでピックアップするのが非常に難しくなってくる。

B:★釧路B vs 苫小牧B 0−0(審査員判定 2−1)
釧路:昨日のテストランでは飛行機が上空に浮いてしまう感じだったが、今日はロボットにカバーをつけた。ピッチングマシン型で紙飛行機を射出するが、この方法は飛行機が揺れてしまいうまく飛ばない。それを抑え込むためにカバーをつけた。射出口の角度は45°。
メモ>何度かスポットに乗りかけるも、惜しくも落ちてしまった…!
解説者談>釧路のシンプルな機構で丁寧に狙うのも、戦略上のひとつの優位性になる。
苫小牧:円形に飛行機をセットし、エアの力で射出する。下側がパンタグラフになっているので、高さ調整もできる。もうひとつロボット下部にも射出機構がある。
メモ>ロボット下部の射出機構からは上向きに打ち上げるように紙飛行機を飛ばす。パンタグラフ付の射出機構からは、高さを出し上から下へ着陸態勢のような角度で飛ばす。
解説者談>エアを使った射出は、手首でスナップを効かせるような動きで射出。

第2試合

A:★函館B vs 苫小牧A 1−0
函館:ピッチングマシーン式の射出ロボット。1回に2つの紙飛行機をセット。丁寧に1機ずつ飛ばす作戦。2種類の紙飛行機を用意。
メモ>開始10秒でスポットに乗せた!ふんわり、まっすぐとした軌道。安定した動きで何度もチャレンジ。
実況・解説(試合後)>2つのチームで同じゾーンで争うので、思うような位置にロボットを持っていけないこともある。その中で戦略的にどう位置取りをするのかも重要なポイント。うまい位置に移動できればさらなる得点の可能性もあった。
苫小牧:二刀流型のロボット。パチンコ式で一斉に飛ばす方式と、チェーンを使って1機ずつ装填しながら飛ばす方式の2種類で挑む。
メモ>まずテイクオフゾーンの中央に移動。パチンコ式で一気に紙飛行機を射出!もう一つのチェーンを使った装置には不具合?なかなかうまく飛ばない。
実況・解説(試合後)>たくさんの紙飛行機を乗せるために竹ひごをチェーンの上に指し、チェーンを回しながら装填していく発想はなかなかできない。チェーンも3Dプリンタで作ってきた技術力も素晴らしい。チェーンを金属ではない素材で自作することで軽量化にもつながる。

B:函館A vs ★旭川A 2−9
函館:カタパルト式射出機構(空母で飛行機を飛ばすのに使われている方式)。1機ずつ射出。スマホがコントローラー。
メモ>ロボットの顔かわいい。大きな紙飛行機で手前のスポットにふわっと乗せてる。旭川のロボットが大きいので、相手チーム陣寄りの位置まで移動し動きを封じる作戦も?
旭川:紙吹雪型ロボット。相当な数の紙飛行機をセット。
メモ>あらゆる方向に、移動しながら紙飛行機を飛ばす様はまさに紙吹雪!函館のロボットが旭川のロボットの移動を邪魔するような動きをしたが、その後ろからお構いなしで大量射出…。片付け大変!笑
実況・解説(試合後)>上段のピッチングマシーン型の発射機構は数百の紙飛行機を載せられる。下のカードリッジと呼ばれる箱には400〜500機セットできる。テストランでは飛行機を重ねて射出しているという指摘があった(2枚以上重ねて飛ばすのはルール違反となる)が、本番までに修正してきた。

第3試合

A:釧路A vs ★苫小牧A 0−1
空気の力で飛ばす釧路と、パチンコ式とチェーンを使う射出の二刀流の苫小牧の対決。
苫小牧は第1試合ではうまく動かなかったチェーンの機構がうまく動作。ラスト10秒でパチンコ式の射出から得点!
釧路は途中でロボットが回転するなど、操作不能?に…。
実況・解説(試合後)>
釧路は1年生チーム、さらにコロナで1ヶ月近く学校が閉鎖するなど十分な準備をする時間がなかったと思う。その中でも動くロボットを作ってここまで来たことは褒め称えたい。

B:苫小牧B vs ★函館A 0−0(審査員判定0−3)
八角形&パンタグラフの苫小牧と、カタパルト式射出機構の函館の対決。
苫小牧、1試合めで足回りが壊れてしまい動けず、ほかの機構は動くのにスタートゾーンから全く出られず…これは悔しいよね…。
函館は10秒で2回めの射出など動きが素早い!揚力の高いA3の紙を使ってスポットを狙う。
実況・解説(試合後)>
何試合もやると耐久性も問題になる。見てる方は「もっとしっかり作ってこいよ」と思うかもしれないが、重量制限等があるため、しっかり作りすぎると重量制限に引っかかってしまう。軽量化しつつ動かすとなると、どうしても耐久性が落ちたりする。
苫小牧は円形の装填装置をパンタグラフに乗っけるなど、見ていても面白いものを作ってきてくれたところにロボット作りへの挑戦的な態度を感じた。

第4試合

A:旭川B vs ★函館B 0−2
上段2、下段2の3つの射出機構で連射する旭川と、シンプルな射出とスマホでコントロールできる函館の対決。
旭川は足回りのトラブルでスタートゾーンから出られず。なんとか起動しようとするが、時間切れ…。
函館はイカ型の紙飛行機で手前のスポットから狙う。丁寧にスポットにのせて2得点!
実況・解説(試合後)>
旭川は残念な結果になったが、非常によくできてるロボットだった。たくさん重ねた紙飛行機は前と後ろで厚さで変わってしまう。それをちょっと変わったカーブの台座で抑えるというアイデア、重なった紙飛行機を1機ずつピックアップしていく技術と思いつき(折ったところを針のような機構で引っ掛ける)は素晴らしいと思う。どうピックアップするかというアイデアを出せる能力が、我々の社会の未来において便利で安く大量にいつでも買えるようになるという未来を築いてくれる。我々の生活をもっと便利にしてくれる技術者に育ってくれると思うと非常に楽しみ。

B:釧路B vs ★旭川A 2−5
ピッチングマシーン型のシンプルな機構で丁寧に狙う釧路と、数で勝負の紙吹雪・旭川の対決。
テイクオフゾーンの位置取り、旭川が再装填のためスタートゾーンに戻っているスキに慎重に得点するなど、戦略も駆使して得点をする釧路。
それに対し、場所も狙いもお構いなしで撃ちまくる旭川
対照的すぎて面白い!
実況・解説(試合後)>
釧路は(コロナで)学校が閉鎖されこみ入ったことができない、かつ難しい課題であったにも関わらず、それでも得点できたという経験は来年以降に活かしてほしい。シンプルであっても工夫がないわけではなかった。射出もただローラー回しただけだと噛んだ紙飛行機が暴れてちゃんと飛ばないのだが、安定して前に射出でき、得点を重ねられた。それは最後まで諦めずに工夫を重ねた成果だと思う。

決勝トーナメント

準決勝

第1試合 ★函館B vs 函館A 2−1
どちらも丁寧に飛ばす戦略の函館Aチーム、Bチームの同校対決。
紙飛行機も安定して飛ぶものを選りすぐりで選んでいる。どちらも手前のスポット狙い。
実況・解説(試合後)>
最後はちょっとした安定性で差がついた。
限られた時間の中でどう時間を重ねるか、臨機応変に対応できるかの判断力がBチームは良かったのかも。
Aチームのカタパルト式は、普通に作ると上に舞い上がってしまいちゃんと紙飛行機が押せない。それをこれだけ安定して飛ばしてたのはいろんな工夫が重なってのこと。

第2試合 苫小牧A vs ★旭川A 1−7
二刀流の苫小牧と紙吹雪の旭川の対決。
旭川の紙吹雪が出てる間は、苫小牧は紙飛行機を飛ばしても得点できる可能性が著しく低くなりそう…。(気流が変わるし…)
旭川がスタートゾーンに戻っている間に、苫小牧は旭川のロボットの進行の邪魔をするような位置(旭川側に近いスポット前)にまで移動していた。
実況・解説(試合後)>
苫小牧はチェーンを使っての射出もパチンコ式での大量射出も、「こんな手があったのか」というなかなか思いつかないアイデアを実現してきたアイデア力は高かった。

エキシビション

第1試合 釧路B
ロボットの移動は前後左右、左右回転が可能。紙飛行機の軌道はきれいな放物線。
ロボットはブルーのライトの装飾でかっこよく仕上げた。

第2試合 苫小牧B
上の八角形の機構はモクレンに似ていたのでそれに合わせて装飾も仕上げた。(プロジェクト名もマグノリア
メモ>エアーがなくなってしまい上段の機構の飛行機は飛ばせず!でも装飾といい動きといい、見る人を楽しませようという気概を感じるロボットでした。

第3試合 旭川B
紙飛行機を1枚1枚取り出すところが難しい点だった。
紙飛行機の形状は5月から30種類くらい試行錯誤して、コントロールしやすいものを選んだ。いわゆる槍飛行機をベースに、先端の形状などを調整した。紙飛行機もなるべく個体差が出ないようにしている。

第4試合 苫小牧A
二刀流のチーム。
精度はチェーンを使って飛ばす向かって右側の機構、数で勝負はパチンコ式で飛ばす左側機構というコンセプト。
右と左はコントローラーが別になっているので、左右で別の動きができる。移動は両方のコントローラーともできる。ロボットの進路は事前に打ち合わせしてる。

勝戦

函館B vs ★旭川A 1−5
確実にひとつひとつスポットを狙って得点を重ねてきた函館と、紙吹雪の大量得点の旭川の対決。
スタートと同時に函館は一気に旭川陣営側のスポットまで進出。旭川のロボットの動きを邪魔しながら得点を狙う。
旭川は故障することなく、今までどおりの大量射出。
函館は終盤、足回りにトラブル?スタートゾーンに戻ってから再スタートができなかった。

実況・解説(試合後)>
非常に戦略の違うもの同士の戦いだった。(今回の課題は)「紙飛行機を飛ばすロボットをどうやって実現するか」という難しい課題だった。一方で「こんなふうに作るのでは?」と思う作り方が、こんなにも難しいのかと。旭川高専のロボットはこれだけ高速に紙飛行機をピックアップして射出するロボットを、しかも何試合も安定しているものを作れたというのは本当に高い技術力がある。
(ロボットの外側だけでなく)見えない部分、ソフトウェアが非常に大きな役割を担っていて、単純に発射しているように見えるが実は細かくソフトウェアでコントロールしている。(函館の)操縦者はスマホ用のアプリを作り込んでそれで微調整をしていた。みなさんもスマホからロボットを動かせる未来を想像していると思うが、今日ここにいた学生さんたちがそういった未来を作ってくれると感じさせてくれる試合だった。

結果

全国大会出場チーム

  • 〈優勝〉旭川高専Aチーム「吹雪」(フブキ)
  • 〈推薦〉苫小牧高専Aチーム「ツインズ」

北海道地区大会 感想

出場チームの皆さん、おつかれさまでした!
そして全国大会出場決定2チームの皆さん、おめでとうございます!

優勝はまさに紙吹雪を散らす勢いで紙飛行機を飛ばし続けた、旭川高専Aチームでしたね。
すべての試合で不具合もなく、安定して連続大量射出を達成し続けた技術力とロボットの安定性、素晴らしかったです!
動かしながら紙飛行機を飛ばすことも可能で、本当に舞台装置のような紙吹雪っぷり。笑
全国大会でも北海道の吹雪を吹かしてくれることを期待しています!

もうひとつの全国大会出場校は、二刀流の苫小牧高専Aチーム。
全く違う2つの発射装置を作ってやろうという気概、そして自作のチェーンと紙飛行機の装填方法など、解説の鈴木教授からの評価も高かったですね!
全国大会でも二刀流で紙飛行機が空を切ることを楽しみにしています!

また北海道地区大会は、公立はこだて未来大学の鈴木教授による解説も印象的でした。
技術的なお話しはもちろんですが、勝ったチームのみならず、負けたチーム、ひいては出場した全高専生への愛と優しさが感じられる解説で勉強になる&心が温まりました。

全国大会出場が決まった2チームの皆さん、国技館での試合も楽しみにしています!